記事内に広告が含まれています。

恐ろしく安く簡単な棚作り。100円ショップのスノコで作る小物用ラック。

箱物

100均のスノコだけを使って、シンプルな収納棚を作る方法です。

この記事は、私の別ブログ「ぴらめこな生活」のリライト記事です。
以前は簡易的な書き方しかしていなかったので、ここでは丁寧に書き直してみました。

スポンサーリンク

用意する物。


横40×高さ40×奥行11cm(大きさはおおよそ)の棚づくりに用意するものは大まかに以下の通りです。

使用材料
  • 45×25㎝のスノコ・・・3枚
  • 皿木ネジ・・ネジ径3~3.5mm、長さ25mm程度のもの4本
使用道具
  • のこぎり(安い工作用のでもいけます)
  • #2のプラスドライバー
  • 錐(きり。下穴をあけるために。ハンドドリルでもOK。)

この他にもし塗装も考えているのならば、そこは別途で用意を。もしきれいな仕上げをするなら、やすりがあればいいかも。中目と細目2種類くらい、240番から400番でいいような気がします。

道具を持っていて塗装なしの組立までであれば、木ネジも100均でそろえたとしても全部で400円(税抜)程度でおさまります。

45×25㎝のスノコについて。


多分今ならどの100円ショップへ行っても売っていると思われます。確実なのはダイソー、セリアあたりでしょうか。もし店舗に見当たらない時は品切れになっている可能性が高いので、店員さんにきいてみてください。

100円ショップには全部で3種類のサイズのスノコがあるんですが、これは比較的細身なやつです。お好みでどれを使ってもいいんですが、板が4枚になっているタイプだと半分に分割しやすいです。また、背板にもそれなりに大きさがあった方が安定感でます。

皿木ネジについて。


接合部分が狭いので、できるだけ細いタイプがよいのですが、長さが足りないとまともに接合できません。一応、ビスの長さを決める基準は板厚+20mm以上と言われていますが・・・

その場合スノコの板厚が7mmなので理想は長さ27mm以上ということになります。しかし今回の棚づくりは「安くて簡単にできるもの」という想定で考えていたので、軽いものをのせるなら25mmでもまあいいだろうという結論です。

頭の部分が平らで、溝が半分までの半ねじタイプが隙間なく締め付けやすいですよ。

100均で購入してもいいですが、特殊な材質のビスでなければホームセンターで買っても高くありません。私は調子にのってステンレス製のものを使っていますけども、比較的安いユニクロメッキなどの材質のでも十分です。

使う道具について。


カットするスノコは軽くて柔らかく加工がとてもしやすい桐でできています。硬い木をカットするなら、刃がしっかりしたものでないと大変ですが、のこぎりは工作用(写真右)の簡易的なものでも十分対応できます。

ただ、今後もっといろんなものを作ってみたいと考えているなら、替え刃式タイプ(写真左)のノコギリが後々便利です。私はライフソー175をメインに使っていますが、替刃が安いので気軽に使えます。安いけど縦横斜めと万能によく切れるし、扱いやすいのでおすすめです。


ドライバーは使用するビスに合わせて選びますが、だいたい2番の+タイプが使用頻度が高いです。桐の材料を扱う程度であれば、電動ドリルドライバーは使う必要はありません。ましてやインパクトドリルドライバーなんて使ったら材料を破壊しかねないので、基本は「手締め」で仕上げます。


キリやハンドドリルは穴をあけるための物です。錐(きり)は「4つ目」か「3つ目」がよいかと思います。違いは「4つ目」の方が細い穴があけられる、とおぼえておけば大丈夫。

もっと細い穴を開けたいなら「ピンバイス」とか「ハンドドリル」というのもあります。(写真の左側にならんでいるやつ)ダイソーに売っているハンドドリルが意外と使えますよ。お好みで選んでみてください。

もしドリルドライバーなどの電動工具を持っているなら、そっちを使った方が圧倒的に楽ですけども、今回はどうしても必要なことはありません。

スポンサーリンク

加工の手順。


すのこは3枚のうち、1枚はそのまま、他の2枚は半分にカットします。そのうちの1枚は、棚板にするのでスノコの板厚分両端(約7mmずつ)カットしておきます。


しっかり押さえて下駄部分をカットしましょう。


こんな感じでカットされたものが4つ用意出来ればあとは組み立てるだけです。


組立イメージはこのようになります。両端の側板についている下駄部分に背板としてカットしていないスノコを取り付けるのです。

しかしいきなりビス止めは厳しいので、事前に下穴をあける場所を印付けしておきましょう。


側板になるすのこの下駄の部分と、


背板になるすのこの方にも穴をあける位置を決めます。
私はカンでこの辺・・・という感じで位置決めしましたが、面倒でも定規を使って図りながらやったほうが間違いないです。


印をつけたら、下穴をあけます。下駄が細くて真ん中に穴をあけるのが大変かもしれませんが、これをやらないと板が薄いので簡単に割れます。

本来下穴をあける際の深さはビスが立つ程度でよかったりします。わざわざ貫通させるまであける必要はないのですが、100均のスノコの場合、背板のスノコの方は貫通させるくらいあけた方が板が割れません。だからといってあまり大きな穴だとビスでしめることができなくなってしまうので、できるだけ細くて小さな穴がよいんですけども。


穴をあけたら、ビスでしっかりと4か所留めると・・・


このような形になりますね。あとは、少し小さくカットしたスノコを棚板として下駄にひっかけるようにのせるだけ。


これで完成です。正面からみたところ。


背面からみたところ。矢印の位置にビスがとめられています。

非常にシンプルですが、軽いものを載せるだけなら十分役に立ちます。

スポンサーリンク

おすすめはトイレ置くこと。


この非常に簡易的な収納棚は、我が家では狭いトイレに設置しています。

掃除用具とかの小物を床に直置きすると掃除する度によせるのが面倒なんですよね。こうして棚に並べておくと一気によせることができるので、すごくいいですよ。


スノコだからトイレブラシが長くても、収まってしまうというメリットがあったりもします。

もちろん、トイレじゃなくても真ん中にも棚板をつけて、他の場所で使用するのもよいでしょう。
今回は全部同じスノコを使っていますが、棚板を別のものに変えると一層使いやすくなると思われます。強度をあげるなら、接合に木工用ボンドも併用するとなおよしです。自分なりにアレンジしてみてください。

簡易的図面あり

ダウンロードしてご自由にお使いください。

 100均スノコで収納棚の図面

コメント