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オリジナルサイズの本棚が欲しくなった時に最初に考えること。

収納棚
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本棚が欲しくなるとき。

本はついつい増えていってしまうんですけども、読んだらすぐ処分・・というわけにもいかない本だってあるわけです。むしろ処分しそうな本は電子書籍で間に合わせるようにするんですけど、紙の本のよさって確かにありますからね。

私としては「限りあるスペースにキレイに並べて収納できる」なら捨てることはないと考えています。そこに住んでいる人たちが邪魔にならないように配置されていればよいのではないかと。

決まったスペースに収納、これが散らからない為の基本です。断捨離という手もありますけど、話がそれてしまうのでそこはまた今度ということで。

本棚を居間に置いて家族の誰もが読めるようにしておくって結構憧れ空間なんですよ。
文庫本、漫画本、雑誌、専門書、レシピ本、アルバム・・・など、このあたりでしょうか。そうすると本棚が欲しくなるわけです。しかし探してみると、案外思うようなデザインとサイズに巡り合えないものなんですよね。

だったら、自作するか・・・?と。
いつもは簡易的なDIYで済ませてしまうけれど、本棚に限っては長年使えるものがいいなと、せっかくなので勉強してちゃんとDIYしようと思いました。

どうせなら長年使えるものを。慣れないことをするので大仕事になりましたけども、製作の過程を数回にわたってまとめてみます。

 

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まずはサイズを決めるところから。

本棚を置くイメージ

まずは、本棚を設置する場所を採寸します。だいたいの外寸を決めるんですね。
だいたいでいいというのは、後から変更が起こりうるからです。いきなりキッチリと決めずに、最初は大枠で考えるようにします。

幅、奥行、高さの3つを測るのは、家具を設置する基本の第一歩。
部屋を圧迫するようなことはないか。地震が来た時でも大丈夫か。本棚の上にも何か乗せるのか。そんなことを考えながら適度な大きさを決めていきます。

ウチの場合は、

・現在賃貸住宅なので、引っ越す可能性がある。
→あまり大きいサイズは運び出すのが大変なのでダメ。
・地震が来たときに下敷きになりにくいサイズ。
→天井までの本棚は収納力があって憧れるけど、地震対策するなら壁に穴をあける必要があるために却下。

こんなことを思いながら、おおよその外寸を決めました。高さと幅はあんまり大きくなく。奥行は、部屋を圧迫しない程度で考えると20㎝~25㎝くらいかな~。

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本を並べる部分の大きさを考える。

本棚の内寸をイメージする

次に考えるのは、内寸です。棚の段数と各棚の高さについて検討していくという大事な部分です。

入れたい本のサイズは十分に確認しましょう。奥行は多少違ってもなんとかなりますが、特に高さ。上段は文庫本、中段は漫画本、その下は専門書や雑誌、一番下はA4ファイル・・・などなど。取りやすさを考えると、実際の本の高さよりもプラス1~2㎝余裕を持った方が安心です。

順番を入れ替えてみたり、同じ棚にいれることができるか考えてみたり、1パターンに限らずいろんなパターンを想定してみます。

ここで、

・可動式の棚にする?

という選択肢も持ち上がってくるわけですが、

私の場合は、

・本をびっしり入れる予定なので耐荷重が心配。
・耐荷重を考えたうえのでの可動式は、自分の技量では難しいのでは・・。

という理由から今回は断念しました。

これまでの生活の経験上、そもそも入れるものが決まっていれば棚を動かす必要性があまりでてきません。可動式がほしいと思うのは、とりあえず収納棚を用意するかと考える時。入れるものがまだ定まっていない時なんですね。ある程度自分の生活の中で必要最低限のものが固まってくると、めったに中身が変わらなくなります。

ただし、家族の人数が変わったり、引っ越しをすればまた整理する必要が出てくるんですけど、実際先のことはわからないのであんまり考え過ぎない方がうまくいくような気がします。

もし後からもっと収納が欲しくなった場合は、また作る。とりあえず別の場所でも使える汎用性のある大きさにしておけば、使いまわしもききますし、作る過程を残しておけばまた同じものを作れます。そういうことができるっていうのは手作りの強味ですよね。

 

本棚を下書き

というわけで設置したい大きさを念頭において、実際に収納する本のサイズを測って、棚の高さと奥行を予測していき、その結果わが家の場合は、雑誌やA4ファイル、漫画本、文庫本あたりをもとに3段の棚を作ることを考えました。

高さ1000×幅600×奥行230mmくらいの外寸
▼内寸。各棚の高さ。
・1段目(文庫本にあわせて)高さ200mm
・2段目(専門書、雑誌、漫画本)高さ290mm
・3段目(A4ファイル、雑誌)高さ330mm

だいたいこれくらいの感じでイメージしました。細かい部分はこの先に決めていくので、多少サイズは変更する可能性はありますけども。

サイズを決めるイメージは最初が肝心。

寸法や形を決める時は頭で考えるだけでなく、ぜひとも紙に書いてたくさんのイメージを引き出したいところ。いきなりPC上で設計図を作るよりも、紙でイメージを固めてから作業した方が整理しやすく、かえって仕事が早くなる・・というのが私の感覚です。

裏紙でもいいんですけど、方眼罫の用紙を使うと長さも角度もフリーハンドでも書きやすく、イメージがつかみやすくなります。100円ショップのセリアに売ってるノートパッドは使い勝手も悪くないですよ。

とにかくサイズを決めるというのは、DIYを始める第一歩です。組み立てたり色を塗ったり・・の作業の方に主力が向きそうですけども、ここで内寸と外寸を考える作業が後になってものすごく活きてきます。
最初のサイズ決めをいい加減にしてしまうと、材料を選ぶ際に悩み、組み立て時に悩み、結果的にごまかしだらけのイマイチなものが出来上がってしまう可能性が高くなります。

まだ手書きで試行錯誤している段階なら、材料も必要な道具も買っていないので、やり直しはいくらでもききます。ここは面倒がらずにじっくりと計算していきましょう。

本棚を後から追加するイメージ

あとからこんな形で連結して使うのもアリだなと考えてみるのもよいかと。お手製のユニット家具的なものが作れたらいいなと思ってます。
こういうの考える作業って夢が広がって楽しいんですよね。思いつく限りたくさん書いて、しっかりイメージを固めて、それから次のステップへ。

ただし使う材料がまだ決まっていない現段階では、ここで決めたサイズはまだおおよその目安としてとらえておくのがポイントですからね。

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