DIYで使うビスの決め方。知っておきたい基礎知識。

ちょい技

ものすごく基礎的なビスの話。DIY初心者で、ビスやネジの選び方がよくわからない・・という方の為の内容となってます。ちゃんと適材適所の材料を選んで作ると長持ち度が断然違いますし、仕上がりの満足度も上がるはず。

そしてこういう知識がついてくると、市販品が壊れてもちょっとした修理が自分でも自分でできるようになります。 知ってて損なし。

ビスとネジの違い

そもそもビスやネジって聞くけど何が違うんだろ・・?と、私もDIYを始めたばかりの頃はよくわかっていませんでした。なんとなく分かってたような、でも詳しくは知らないというか。そんなレベルから初めて、今はそれなりに覚えました。

人によって解釈が違って悩ましい部分もあるけど・・・

ネジは螺旋状の溝があるものの総称にあたります。例えば電球のソケット部分なども「ネジ」。ボルトとセットで使うナットもネジ。ビスもネジの一種。

なので、なんでもかんでもネジ・・と言ってしまうと、少々誤解が生まれるかもしれません。

ネジには外側に溝があったり、内側に溝があったりといろいろありますが・・、

たいてい、先が尖ってるタイプのものを「ビス」と言っている場合が多いです。私もそっちの意味合いで使っています。

先が尖っていない方を「ねじ」といっている場合も。しかしこれらは、ボルト・・・かな?皿の形状によっても呼び名の感覚が違うような。ドライバーで締められるようならネジ、レンチを使うようならボルト・・といった具合かも。

でも、先が尖っていても「木ねじ(もくねじ)」と表している場合もあるので、必ずしもそうとも限らないというか。なんとも紛らわしい話ではあります。

素材の決め方

素材はステンレス、鉄、ブロンズ、真鍮・・・などなどいろんな素材がありますが、私が無難によく選んでいるのは鉄かステンレス。でもステンレスは高いから、だいたい鉄で間に合ってます。室内で使うものなら鉄で十分です。

鉄(ユニクロ)

一番リーズナブルな素材はユニクロの鉄製です。ユニクロ(光沢クロメート)ってついているのは、亜鉛のメッキ加工がされているもの。メッキが施されることで錆止めなどの効果があります。 焼き加工がされていて強度が高くなっているものもあります。

更に上位になると有色クロメートという黄色や黒色のメッキがついたものがあります。お値段は高くなっていきますが、メッキの種類で劣化のしにくさが違います。水回りで使うラックなどでこういうタイプのものが使われています。

ステンレス

サビにくさを求めるなら、ステンレスかと思います。屋外や玄関、水回りで使うならステンレスなのかな。使ってみるとやっぱり耐久性はあるなあって感じるので、だったらなんでもステンレスでいいじゃんて気もしますけど、鉄にくらべて高いからホイホイ買うわけにもいかないものです。

サイズの見方

サイズは太さ×長さで表記されています。左側の最初の数字が太さ(ビス径)を表しています。

太さは皿部分の直径は入っていません。あくまでも「ネジ」部分の最大の太さ。右側の数字は長さです。

注意するのは、皿頭の場合は全長になりますが、丸頭の頭は入らず下の方のみの長さで書かれています。

ビスの適度なサイズ

ビスのサイズは接合する材料のサイズをもとに考えますが基本的に、

ビス径は板厚の1/3以下くらい。

長さについては、取付材の2~3倍

例えば、約19mmの部分にビスを使うなら太さは5~6mmまで・・ということにはなりますし、太いほうが丈夫でもあります。しかしあまり太いビスを使うと木割れを起こしやすくなるので、実際はもうちょっと細い4~3.5mmのビス径を使う・・ということはよくあります。

長さは長ければ強度は出ますが、突き抜けてしまえば材が割れやすくなるため、逆に強度は落ちます。 ビスのサイズは長すぎず、短すぎず太すぎず細すぎず。ビスは適切なサイズを選べば絶妙な力加減で支えてくれる、有り難い部品になります。

形に注目

ビスを選ぶ時は、ビスの形にも注目してください。

皿頭

取付材に頭がフラットに埋まる形が皿頭の「皿ネジ」です。
使用頻度が高いのは皿ネジの方です。大容量でお得に買うことができるのはこのタイプ。

丸頭

取付材からポコっと頭部分が飛び出るのが、丸頭の「なべネジ」です。
耐久性が必要な場所でよく使われています。鍋の取っ手やキャスターとか。

あとは、見た目のアクセントとして使う場合もありますね。

全ねじと半ねじ

ネジの切込み具合も違いがあります。

上の方まで目一杯ネジ山のある方が全ねじ。途中からネジ山があるのが半ネジ。

太さや長さ、素材が同じであれば強度はどちらも変わりません。

半ネジの方が引きつける力が働くので、締め込むほどに隙間がなくなっていきます。全ネジは締め込んでも隙間ができる・・と言われていますが、しっかり固定してから使えば問題なく締め込んでいけます。仮に隙間が空いてしまっても修正はできますよ。

全ネジを使って隙間ができてしまったら、隙間ができない位置までビスを緩めて、再度しっかり材料を固定してから締め直せばOK。

あとは、年月とともに木が痩せてビスを入れた部分に隙間ができる・・など言われていますが、ビス一本で全てを支えているわけでもないですし、室内の家具に至ってはそこまで気にする必要はないんじゃないかなあ・・とは思ってます。

クランプなどの固定金具を持っていなくて、うまくビスを打ち込めない・・ということであれば、半ネジタイプを使うほうがうまくいく可能性が高いです。

強度を出したい時は、ビスを多めに打ち込んだり、ボンドも薄く伸ばしてしっかり貼り付ける。または補強金具を併用する。そういう方法も検討してみると、それなりに長く使えるものになります。

雨ざらしの屋外で使うものだったら痛みも早いので気にする必要はありますが、ビスだけでどうこう考えるというより、そもそも設計や塗装も重要になってくるかと思います。

ビスの種類

ビスは材料にあったものを使うことで、適切な強度が保たれるようになっています。

接合させる材に合わせた形と適度な素材でネジやビスは作られている、ということを知っておきましょう。

木ネジ(モクネジ)

木ネジ(もくねじ)とついていれば木工向けのネジです。「タッピング木ネジ」というなんとなく紛らわしい雰囲気のもありますが、木ネジとあればそれは木工向けです。

電動ドリルドライバーなら使えますが、あまりパワーのあるタイプのもので締め付けると折れたりします・・。特にインパクトドライバーは危険なので、少しの箇所なら手締めしましょう。

タッピングネジ

木ネジと形が似ているので間違えやすいんですけど、基本的に木に使うのは向いてません。使えなくもないけど、少なくとも大型の家具などの強度が必要な箇所でつかうのは辞めたほうがいいと思います。

パッケージに用途がついていたりしますが、薄い金属板やハードボードに適度な下穴をあけて締めていく・・という使い方が一般的です。

なんで木に向かないのかというと、ネジ山も低めなんですよね。

ビスのピッチが狭く、山も低めになっているため、材への食いつきがあまりよろしくありません。また、素材の強度も木ネジと違った作りになっているらしく。

とはいえ、別に強度も考えなくてもいいような小物を作る程度なら、そんなに気にならないレベルではあるんですよ。

でも長さのあるビスを使った時なんかは、実際に木ネジを使った時と感覚が違います。手締めしてても入りやすさが違います。

下穴をあければいいとか、インパクトドライバーがあれば大丈夫とか、そういう強引なこともできますけど、作業を捗らせたければ黙って適材適所のビスを用意しましょう。

コーススレッド

電動ドリルドライバーやインパクトドライバーを使うならコーススレッドが一番てっとり早いです。木工家具を作るならコーススレッドがあれば間に合います。

なんといっても安くてお得。そしてピッチが広くなっていて先端が尖っているので、とても打ち込みやすいです。下穴なしでも使えるとパッケージには書かれていますし実際そうなんですけど、材料によっては簡単に木割れを起こします。

面倒でもやっぱり下穴は推奨。でも目立たない場所ならそのまま使ってもアリ。下穴が面倒なときもありますし、絶対ってことはないですから状況によって使い分けましょう。

ちなみにダイソーのも普通に使えますが、ホムセンで買うメーカーものよりちょっと雑な作りなものが多く入ってます。

スリムビス(スリムスレッド)

コーススレッドよりも細くて、先端も鋭利でコーススレッドよりも更に木割れしにくい形になっています。私が使っているのは「フレキ付き」というのですが、フレキがあると皿部分まできれいに埋まりやすいです。OSBボードやカラーボックスなどのパーティクルボードなどにも使えたりするので、万能なのです。

似たような長さのビスで比較すると違いがわかるかな?

細いのでコーススレッドよりは強度は落ちるらしいんですが、心配であればちょっと多めにビスを打ち込めばいいですし、屋内で使うものなら殆どのものはスリムビスで十分なんじゃないでしょうか。ビットも合わせてスリムビス用のにつけかえると滑ってしまうのを防げます。

あんまり厚みのない板を使う時はスリムビス使ってます。

知るともっと楽しくなる

ホームセンターへ行くといろんな種類のネジが豊富にそろっていますが、どれを使うのがいいのか私も最初の頃はサッパリでした。

今となっては作るものに合わせて作業性重視や材料代どうするのか、作ったものをどれくらい使うかな、見た目はどうしようかな・・とか、小さな部品にこだわるのもDIYの楽しみのひとつです。

こだわりだしたらキリがないことですけど、サラッと知っておいても損はないですよ。

コメント