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ジョイントメイトを使って板継ぎをする例。

部品自作と修理

マイルズクラフト(Milescraft)のジョイントメイトというダボ穴あけ冶具を使って、私がよくやっている3枚の板をつなぎ合わせる流れをやってみます。

使いどころのポイントは別記事を参考にしてください。

今回は実用例ということで。

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ジョイントメイトを使って3枚の1×4材を繋げる流れ

用意しているものはホームセンターで6フィート(1820mm)で250円程度で買えるSPF材、1×4材です。端材ですが・・。

よく選んで買ってこないと割れや欠けがあったり歪んでいたりと、なかなか癖のある木材なんですが、どこでも買えるし、コスパがいい材料なので私はしょっちゅう使っています。

1枚の幅が約89mmと決まっているので2枚なら幅178mm、4枚なら356mm・・といった具合になりますね。

事前準備

1×4材を3枚並べて繋げると、厚さ約19mmで幅267mm程度の板を作ることが出来ます。

3枚の板はどう合わせるかよく見つつ、片面にマスキングテープと油性ペンでダボを入れる位置に印をつけます。なにかマークを入れておくと、つなぎ合わせる時に一層わかりやすいです。

テープは2枚に行き渡らせるように貼り、目印を書いた後にカッターで切れ目を入れて、分割します。

1枚目の穴あけ

ここまで準備できたら、まずは1枚目の穴あけから。

1×4材を安定させるために、直角のとれている端材を支えにして固定します。

横置きにして穴あけしてもいいですが、電動ドリルはちょっと体重をかけて押していくイメージで使うと穴あけしやすいので縦置きにしてやっています。

ジョイントメイトを裏側にして、出っ張りの支柱?みたいなものを使って開けたい穴に合わせ、センターを決めます。今回は8mmの穴をあけるので、右端2本の間に挟むような感じになります。

ジョイントメイトをしっかり抑えて穴あけ。

2つの支柱をぴったり面に添わせると、ちょうど真ん中を捉えるようになっています。よくできてます。

複数穴あけする時は、この時点で別の位置も同様に穴あけしてしまいます。穴を1つあけるごとにクランプをつけ直してもいいですが、まあまあ面倒くさいので、まとめてできそうなことはまとめてやってしまいましょう。

2枚目(相手側)の穴あけ

次に、合わせる相手側にも穴を開けます。

印を見ながら向きを確認し、しっかり板を合わせて固定します。貼り合わせた時にテープの目印がぴったり合うイメージで固定することが何よりも大事です。

最初に開けた穴に木ダボを差し込んで、ジョイントメイトの溝に木ダボを奥まで差し込みます。

ここでしっかりフェンスの位置を合わせてねじを回してフェンス自体を固定します。同じ厚さの材料に穴あけするなら、ここで決めたフェンスの位置はずっと固定のままでガイドとして使えるようになります。

真上からも見て確認しながらすすめましょう。

ジョイントメイトをしっかり抑えてドリルをいれていきます。私は持ち手を掴むよりもフェンス部分を抑えるようにして穴あけしています。

もうひとつ穴を開ける時は2枚の板のクランプはそのままで進めます。ここで一回クランプをはずしてしまうと、1つの穴はあっていても2つの穴が同時にピッタリ合わなくなってしまうことになるので、複数のダボ穴をあけるときは注意。

双方に穴あけしたら、合体して確認してみましょう。気持ちよくハマると軽く感動します。

2枚目と3枚目の穴あけ

2枚、3枚・・と繋ぐ枚数が増えたとしてもやり方は1枚目と2枚目を合わせる時と同じです。

合わせ目を確認した板はいったんはずしてから、残りの合わせ板も同様に1枚ずつ穴を開けてつなぎ合わせていきます。テープが貼ってあると、どこに穴を開ければいいのかひと目で分かるから迷いません。やってみるとよくわかるはず。

3枚に穴あけができたら、木ダボを入れて合体。ズレていないことを確認できたら接着面に木工用ボンドを塗って圧着しましょう。

これくらいの仕上がりでも、十分いろんな場面で使えます。できることなら、端っこは切りそろえたほうがもっとよいですが。

さすがに1枚板よりは強度は落ちますけど、つなぎ目や多少の歪みが気にならないなら、安くすむのは魅力的ですよね。しっかり塗装すれば味がある雰囲気にもなります。あんまり継ぎ接ぎしまくるのも大変なことなんですけども。

ジョイントメイトは厚さが12mm~30mmくらいまでのものなら対応できます。使い方次第でなにかと便利な道具です。

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