インテリアシート(リメイクシート)が手軽にオシャレにできるのですごくいいという話を耳にするので、機会があれば使ってみようかなと思っていました。
実際にカラーボックスに貼って使ってみたので、貼り方の流れとかコツとか書いてみます。
普段使いのカラーボックスに。
インテリアシートやリメイクシート・・・など名称はお店やメーカーによってバラバラですが、今回私が使ったのはダイソーやセリアで売ってるインテリアシート(リメイクシート)です。
ダイソーはインテリアシート、セリアはリメイクシート・・・という感じで売られていますね。基本的に使い方は同じです。
購入したインテリアシートはカラーボックスに貼ってみることにしました。右側3段、左側2段の白い無難によくあるカラーボックスです。キッチンの洗いカゴを置く役割と、掃除用具やゴミ袋、ちょっとした工具類など日常でよく使うものを収納する場所になっています。
↑こんな感じで。
このカラーボックスも5年くらい使ってますけども、流しの横に置いていて水が跳ねるので少々傷みが出てきました。そもそもカラーボックスの塗装は簡単なものですし、水周りで使うにはあまり頂けない家具なんですけども、新しく棚を作りつけるまでは使い続けようと思っています。
他にも作りたいものが控えているので、ここに手をつけるまではまだまだ先のことになりそうですし。それまでの間、見た目だけでもちょっと直しておこうかということで、インテリアシートを貼ってみることにしました。
もちろん100均のインテリアシートを貼ったからといって防水になるわけではないので、また傷みだすのはわかっていることなのですが、まあ、あと数年もてばいいと思っているので今回は簡易的な処置で十分かなと。そんなところです。
木目調アイボリーのシートを探して。
近頃は100円ショップでもいい感じの木目のシートがそろっていてびっくりです。木目の他にも布地ぽいものやカゴみたいな模様もあって、見てるだけでも面白いです。
どんな感じにしようか悩みながらも、白っぽい木目を探してセリアとダイソーからインテリアシートを買ってみました。
どちらも木目調アイボリーなんですけども、セリアのは大きめのロール状でフィルム状の薄いシート。「リメイクシート」として売られています。サイズは45×90㎝。
ダイソーのは少し厚みと凹凸がある壁紙のような質感で紙でできています。若干光沢があり、サイズは60×30㎝と小さめ。
他にもホームセンターも回ってみたんですけども、値段もそれなりなので、そこまでお金をかけるつもりがなかったので断念しました。でも質感も色もいいし、防水仕様のものもあるので、快適に長期使用を考えるながら検討するべきだなと思います。
横着してはいけません・・。
どっちも現物に合わせてみて、好みだったのはダイソーの方のインテリアシートのだったので、買ってきてすぐにこっちを側面に貼ってみました。
フィルムは少しずつ剥がしながら、貼った部分を上から押さえつけるようにしながら下へ向かって貼っていきます。
最初はカラーボックスの中身も出さずにそのままシートを貼る作業をしていたのですが、考えてみれば動かせないものに貼るわけではないのです。
貼る作業は簡単なんですけども、はみ出た端っこをカットするのが大変なんですよね・・。遠目にはわからないですけど、よく見ると雑な仕上がりになってしまったので、これではいけないと中身を出して、ちゃんとカラーボックスの向きを変えながら作業することにしました・・。
シートをきれいに貼るために。
貼る場所は事前にゴミや汚れを取り除いておくことが前提です。
カラーボックスのネジは締めなおしておくと、シートを貼った時に変な出っ張りがでません。箱の側面に貼る時はカラーボックスも横に倒して、貼る面を床と並行にすると作業がしやすくなります。
インテリアシートは、貼る場所より4~5ミリくらい大きめにカットして準備します。
用意ができたら裏面のフィルムを少しずつ剥がしながら位置を決め、真ん中から外側へ空気を押し出しつつ、シワができないように押さえていきます。
大きさが足りなくて繋げて貼る必要がある場合は、あえて大きめに重なるように貼り、あとから金属製の定規をあてがいながら繋ぎ目ギリギリのところをカッターで切りそろえるようにします。この定規をあてがう時に垂直だとキツイんですが、下向きだと力が入りやすくなるんですよね。これだけでまっすくカットできるようになりました。
他の所も同様に貼っていきます。
天板部分はダイソーのちょっと濃いめの木目柄Aのシートを使ってみました。
このシートはフィルム状なんですが、困ったことに平織りされて入っているので、貼るときに気をつけても折り目がついてしまうんですよね。せっかく色柄はいいのにもったいないなあ。ドライヤーなどであたためながら貼ると少しは伸びる感じがしますが、一人で作業するには少々大変でした・・。
粘着力が足りないからなのか、私の貼り方が悪いのか。若干シワがよってしまったのが無念なり・・・。
棚板部分は濃いめの木目、一枚分だけ足りなかったのでセリアのシートで間に合わせました。貼ってみるとセリアのシートの方がロール状だったせいか、シワも出にくく貼りやすかったですね。
縁の部分はテープ状の木目シールを貼っています。
この部分は貼らなくてもよさそうに思えますが、やっぱりここも貼ると違和感がでないんじゃないかなあと思いまして。細かいことですけどもね。
最初はインテリアシートを大きめにカットして折り返して貼ってみたんですけども、接着面積が狭いとぴったりと貼りついてくれないんですよね。粘着力が弱いからなんでしょうか。うまくやるなら両面テープを下地に活用すればよいかもしれません。
完成形と、かかった金額について。
シートを貼ってはカッターで切り落とし・・・を繰り返し、汗をかきながら3時間くらいかけて完成しました。
幅60×高さ88×奥行29㎝のカラーボックスに使ったインテリアシートとテープ代は全部で800円(税抜)かかりました。
今回は目につく気になる部分だけ貼ったんですけども、内側全部に貼ることも考えると、もう2~300円はかかるかと思います。
これは安いのか、高いのか・・・。
もしかしてもう一個新しいのを買った方がよかったのではないだろうか。
・・・とそんな事がよぎりましたが、いい勉強になったことは確かです。
手軽というイメージ。
それにしても100均のインテリアシートを貼る作業は、正直普通に木工で作る作業よりも疲れました・・。
慣れていないせいもあるかもしれませんが、とにかく縁をまっすぐに切り取る作業にものすごく気を使いました。密着性が足りなくて抑えにくかったというのもあるかなあ。
もちろん端っこなんて遠目にみれば分からないので、気を使いすぎと言われればそれまでですが、意外と細かい場所の処理はきれいにやらないと一気に安っぽさが浮き彫りになってしまうのですよ。
木工で作る場合は多少の歪みは味になるんですが、シートが曲がっているのはなんとも残念な雰囲気を醸し出すんですよね。そうならないために頑張ったらすごく疲れました・・。
それから貼ったはいいけど、いくら圧着しても端っこを引っ掛けるとペリっと剥がれてくる場所もあるので、華やかな見た目とは裏腹にこれは何日もつのだろうか・・・と考えさせられるものはあります。貼り方の問題なのか。100均のシートだからそうなのか。あまり触れない場所で使うならいいかもしれませんが、粘着力は弱いのでしっかり貼り付けるならもう少しお金をかけて、両面テープも併用した方がよいかもしれませんね。
使う道具はハサミやカッター、金属製の定規くらいですむので、わざわざ用意する道具が必要ないのは確かに手軽ではあります。しかし、当たり前ですが100均とはいえ大きなものに貼ると金額もかさみますし、このシートを使う場所は考えた方がいいなあと思いました。
▼似たような色合いでライトベージュの木目ならこっちもよさげですね。大きな場所に貼るならできるだけつなぎ目ができないようなサイズを用意した方がうまくいくと思います。
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