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ハンギングラックをDIY。収納力あり&軽量&組み立て式(ケースも自作)で、万能な使い勝手に。

自作キャンプ道具

キャンプの時に細々したものの収納場所がほしくて、ハンギングラックを作ってみました。

一見単なるラックとみせて、しっかりグレードアップして使える仕様となっています。木工DIYで作ってしまうと収納に困る大きさになりがちなのですが、できるかぎりの軽量化を目指し、スムーズな設営&撤収ができるように収納ケースも手作りしました。

いろいろ作っているので、ちょっといいメーカーのハンギングラックを買うのと変わらないくらいの材料代はかかっているのですが、使い勝手は良好です。

こんなラックです
  • ロースタイルで座ったまま使いやすいサイズ
  • 物を引っ掛けるバー部分の他に、チョイ置きできる物置場所を追加して使える
  • よく使う日用品を収納できるポケットをサイドに追加
  • 開口が広く、中身がひと目でわかる、出し入れしやすいクッション付きのケースもあり

各パーツごとに作成の様子をお届けします。自作の参考にどうぞ。

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現地での使用イメージ

各箇所は蝶ボルトで締め付けてしっかり固定できるようになっているので、組み立て時に工具は一切必要ありません。組み上げてしまうと安定感もあり。

華奢に見えますが、荷重がかかるバーはステンレスパイプを使っているのでスキレットなどの重いものでも対応できます。ネジで締め付けて各箇所を固定できるので、結構しっかりしているのです。

何が良いかって物をおいている状態で、バー部分を持ち上げれば移動して使えるという手軽さ。外で使っていて、雨が降ってきたらテントやタープ内へパッと移動ができるわけです。

実際の使用イメージはこんな風です。(モノ多すぎですけども・・)

食器類やカトラリーを置いたり、調味料を置いたり。全部メインテーブルに置いて使うとテーブルが狭くなっちゃうので、サブテーブル代わりに使えるというのがハンギングラックの良さですね。

見た目的には雑然とするので、なんでも出して置けばいいってものでもないんですが、道具を誰でも使いやすいようにセッティングしておけば、複数人のキャンプでも重宝しますよね。

物の置き場所がわかれば、役割分担で作業を任せやすくなるのですよ。

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ハンギングラック本体の材料の選び方

ハンギングラックを作るために使っている材料は以下のとおり。

使っているもの
  • 角材(エゾ松)910✕12✕30mm・・・6本
  • ステンレスパイプ910mm・太さ13mmΦ・・・1本
  • M5✕30mm ボルトネジ・・2本
  • M5ナット・・8個
  • M5✕30mm 蝶ボルト・・6個
  • M5 ワッシャー・・・14個
  • M5 爪付きナット・・2個
  • 木材、金属に使える瞬間接着剤
  • 水性オイルステイン・・・着色に使っている
  • アンティークワックス(クリア)・・・表面保護に使っている

バーに引っ掛けるフックは100均でも買えます。好きなものをどうぞ。

このDIYの肝となるのは、丁寧な穴あけの作業です。貫通穴を開けたり、ナットを埋め込んだりしているのですが、落ち着いて穴あけができれば、誰でも軽量な組み立て式のハンギングラックを作ることができます。

全く同じ材料を用意せずとも、ギミックさえ理解できれば好みに合わせたものが作れると思います。

材料はすべて70cmを基準で用意する

サイズ感についてもできるだけ設置面積を抑える方向で、あまり脚を広げずに使える形状にしました。

奥行きは30cmもありません。

焚き火周りでハンギングラックを使うならタープやテントの外に設置するので、それほど大きさは気にならないものなのですが、テントの前室やタープ内に入れて使う場合はそうはいきません。脚の開きが広いほど奥行きを必要とするので、そこにあるだけで邪魔になってしまうもの。

大きめテントを貼るなら気にならないことですけども、タープもテントも収納サイズが小さめなものを選ぶ我が家にとっては、慎重なサイズ決めとなりました。

そういったわけで、長さ910mmの角材を使い、木材の長さはすべて700mmで切りそろえています。
切り落した余りは両サイドの補強に2本、帆布で作る棚の補強芯に2本使う感じです。残りの2本は予備として残しておき、サイドの段差解消の材料の調整にあてています。

パイプだけは抜けにくくするために余裕をみて74cmにカットしています。パイプは様子を見て、最後に長さを決めてカットしたほうがいいです。

これで910mmの長さの材を無駄なく使い切ることができます。(正確には若干残りますが、焚き火の焚付にでも使ってください)

使用している角材について

角材の厚さ12mmに幅30mmは、わりとギリギリのサイズです。ナットを埋め込んだり、貫通穴をあけることでこのラックは成り立っているので、手に入るのであればもう少し太めの厚みある材料であることが望ましいかなと思います。

どうしても重量が嵩むのだけは嫌だったので、無理して細めの材料で作っています。

目安として角材の厚みが20mmくらいあれば、爪付きナットを使ったり、ナットを埋め込むようなことをしなくても、鬼目ナットを入れることもできます。準備できる材料と合わせて考慮しましょう。

手に入れば広葉樹の素材の方が固くて丈夫なものになると思いますが、ナットを埋め込む時に押し込む事を思えば、多少柔らかめな材料のほうがやりやすいです。

使うネジの種類と長さの決め方

ネジの長さは、用意する材に合わせて長さを決めます。蝶ボルトや6角ナットを使って、ドライバーなしでも組み立てができるようにしています。長すぎても短すぎてもやりにくいので、サイズはよく吟味しましょう。

こういった形状のネジを使ってます

また、ネジの経にあわせたワッシャーも各箇所に使うと、締め付けすぎてネジが陥没してしまうのを防げます。

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作り方のポイント

作り方は適度な場所に穴あけをし、必要な箇所にネジを埋め込み、切り込みを入れて着脱が容易にできる形状を作っていくだけです。

作成の順番も何も、基本的に現物合わせで問題ございません。

作成ポイント
  1. パイプを通す位置を決める(上から8cmの位置に13mmの貫通穴)
  2. 両サイドのロック部分の位置決め
  3. ラックの幅を固定するための前後の補強材に貫通穴

前後、両サイドともに同じ位置でバランスが取れているように作ればいいだけです。また、角材の角を落として丸く仕上げるとガタつきにくく、見栄えもよくなります。

要所だけ解説していきます。

ステンレスバーの穴あけ位置

一番最初にバーを通す穴の位置を決めてしまい、足の開き具合を確認しながら各部品の位置を決めていくといいでしょう。

パイプを通す穴は、準備するパイプの太さにぴったり合わせて穴あけします。ここがゆるくなってしまうと、歪み安くなってしまうのでそこだけ注意。本当はこの部分をぴったり固定できる仕組みを作ると尚良しなんですけども、部品を増やして組み立てが面倒になるのも困るのでこのままにしました。

Φ13ミリのステンレスパイプを使う場合は13mmのドリルビットを使用して、ピッタリの貫通穴を開けます。通しやすさを考慮するなら、13.5mmのドリルビットも存在するので、そちらを使ってもいいでしょう。

最初に細いビットで穴あけしてから、太いビットを使う。バリが出ないようにするには、捨て板でサンドするとか、マスキングテープを貼るとかして穴あけすると比較的キレイに穴が開きます。

脚の開き具合を決める

足の開き具合は、両サイドでロックをかけるように作っています。

片側は固定しつつも回転できるようにし、もう片側は蝶ボルトにスコンとはめ込んで、ネジを締め付けることで固定できるようにしています。

ネジの太さに合わせた溝を入れて「フック」のような形状を作りました。

蝶ボルトを差し込んでいる部分の裏側には、ナットを埋め込んでいます。

最初は爪付きナットを使っていたんですが、ボルトを締め付けない形で使用するので、外れやすくなってしまいます。ナットを埋め込む際に接着剤も一緒に充填してナットを完全固定することで、解消されました。

簡易的にパイプに差し込むだけで形を作っているので、普通にクロスさせただけでは段差が生じてしまうのが少々気になるところ。仕方がないので予備の材料を切り出して段差を合わせるようにし、できるだけラックが歪まないように頑張りました。

固定する側は6角ボルトとナットを使って締め付けて調整。

両サイドのロックをかける部分は、段差を揃えるために余っている材料をつけ、片側のネジは外れないように固定しています。(回転はできるようになっていて、収納時は向きを揃えることができる)

ラックの幅を固定する

両サイドをはめ込みしたら、ラックの幅を固定する形で残りの角材をセットします。

ここも切れ込みを入れて、蝶ボルトで固定できるようにしています。

材にネジをつけるために、爪付きナットなどをいれることはできない場所なので、六角ボルトを接着剤を使って埋め込んでいます。

ナットと木材の接地部分は瞬間接着剤を充填することで、取れにくく。ネジの溝に接着剤を入れないよう注意。

ネジの場所は、めり込み防止にワッシャーを固定しています。カチャカチャ動くと煩わしいので、ネジに接着したり、木材側に接着したりしています。

ここはネジを奥までねじ込めるように深めに穴あけするのが、ちょっと気を使うところでしょうか。

M5でナットの2面幅が8mmだったので、8mmの穴あけをして金槌でコンコンたたき入れ。本当はちゃんと6角の形状で掘れる方がいいんですが、接着剤で周りを埋めるように入れればなんとかいけます・・。(強引ですが)

8mmの穴はナット埋め込み部分だけで、その奥はネジの経に少し余裕をもたせた6mmで入るネジの長さ分だけ彫り込んでいます。

穴あけの深さはビットにテープを巻いて目印に・・。

ぶっちゃけ12mmに8mmの穴あけは、かなりギリギリです。両端2mmしか空きがないのはだいぶ無茶したなあと思う。使っていて破損したら、次はもうちょい厚みのある材にしようと思います。

オプションの小物作り

なくても使えるんですけど、あれば使い勝手が広がるということで後から追加した物置スペースとサイドポケットについて解説します。

物置スペースを帆布で張る工夫

ちょい置き部分は8号帆布(風防を作った時の残りの生地を繋げて使っている)をカバンテープとマジックテープでピンと張りつつ設置できるようにしています。

木材で棚板を作るほうが作りやすいんですが、収納や積載の際に大きすぎるのは嫌。なので、折りたたみができてコンパクトに収納できる帆布生地をあえて選択しました。重量が嵩むものや、水平を保って物を置くことはできませんが、空の食器やカトラリーだったり、手袋などの小物を置いて使うことができます。片手が塞がっていて、引っ掛けるのさえも面倒な時もありますので・・。

なるべくピン張りするために、面ファスナー(マジックテープ)をカバンテープに縫い付けて、張り具合を調整できるようにしています。

両サイドに余っている角材を芯に使い、貫通穴をあけて4角をゴムで固定で設置できます。

帆布にはハトメをつけて穴を開けています。ゴムはアウトドアゴムという、強度強めのものを使って引っ掛けているので、しっかりと固定できています。

サイドポケットについて

また、何気にちょこちょこ使いたくなるティッシュやウエットティッシュ、ジッパー付きの袋や使い捨て手袋をわかり易い場所に収納するために専用のサイドポケットも作りました。こちらも帆布からできているので、小さく折りたたんで一緒にしまっておけます。

厚手の8号帆布を下地にして、ポケット部分はハリのある11号帆布を使用して縫い付けています。キャンプに持っていくティッシュなどは、箱なしの安いティッシュと決まっているので、いつも使っているもののサイズに合わせました。固定はポケットの他、太めのゴムも縫い付けて固定バンドとし、ずり落ち防止に。

設置と撤収時のやりやすさも考慮してこの形にしています。

8号帆布生地の端の処理は3つ折りはやりにくいので、2回降りしてミシンがけし、裾上げテープをつけています。もっときれいに仕上げるならもう一枚別の生地をあわせて、縫い目を隠すように作るのが良いですね。

布地だけでは吊り下げの際に折れて使いにくくなるので、芯を上部に差し込めるようにしています。また、ポケットの縫い付けはあえて両サイドが開くようにし、ここにも簡易的収納ができるように配慮しています。一応小さめの風防や、まな板を挟んでおくこともできます。

ケースは開口広めで出し入れしやすく

セット内容は長物の角材やステンレスパイプがメイン材料ですが、せっかく作った収納ポケットや布製ラック部分なども一緒に入れて持ち運びたいじゃないですか。

よって全て一式が入るケースを「クッション性ある生地から手作りで手掛ける」という暴挙に走ってしまいました。

こちらのケースの作り方については、別ページにまとめました。もしケース作りに興味のあるかたは見に行ってみてください。

大きく開いて入れやすい。ポールなどの長物収納ケースを自作しました。

反省点をふまえてのまとめ

ここまで作っておいて難ですが、設置の際に決まった順番どおりにパイプに通していく必要があるのが、ちょっとなーと思いました。組み立ての順番については、わかりやすく目印を貼っているのですが、できれば誰でも順番は気にせずに組み立てができる形が理想的ですよね。

それからネジの締付けを繰り返していると、当然のごとく木材側が凹んできます。ネジと木材の接地面にクッションとなる何かを着けたほうがいい気がしてます。

しかし徐々に修正を入れていくにしろ、軽くて撤収も早くて使いやすいことは確か。使っている本人はとても満足しています。

しっかりキャンプを楽しめることに一役買ってくれる道具ですので、作ってみたくなったら参考にしてみてくださいませ。

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