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気が変わったら簡単にイメチェンができる「引き出し型収納BOX」の作り方。

箱物

小物を入れる為の横2列型の引き出しBOXを作りました。ポイントは部屋の模様替えに合わせて、後からイメチェンがやりやすい設計というところです。

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すべてオリジナルサイズ


今回は枠組みも木箱も板材から切り出して作っている「完全自作の引き出しBOX」です。完全っていうか取手はセリアで買ったものですけども。

デスク脇で使うことを考慮しているので、奥行きは8cmで設計しています。設置場所は1×4材を棚板にしているので、これくらいがバランスがいいのですよ。

設計にちょっと気を使って、引き出しがきれいに収まるようにしました。

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サイズと材料

出来上がりサイズ:
外寸:約[高]115×[幅]250×[奥行]78mm

材料:
・厚さ6mmのファルカタ集成材
200×910×6…1枚

・板厚2.5mm~3mmのベニヤ板
300×300×3…1枚

材料はこれくらいの大きさがあれば足ります。
もちろん端材を使って買い足してもOK。

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カット・塗装

※クリックで拡大
新しく材料を用意するなら木取り図はこんな感じです。

外枠と木箱の材料を色分けしてみました。外枠が水色、木箱の材料がピンク。

※クリックで拡大
外枠分の材料と引き出しになる木箱の材料を分けるとこんな感じ。

薄いベニヤ板は、外枠の背板と木箱の前パネルに使用することになります。

引き出しは2つ作るので2個分の材料を取っています。

一応引き出しの前パネルなんですけども、現状合わせで木箱を作ってから合わせてカットした方がいいのかも。

もちろん正確に材料がカットできていれば組立の時にズレにくいですけども、組み立ててみると1~2mmくらいズレることもあります。

木箱が多少歪んでいても前パネルだけでも作った木箱にピッタリであれば、曲がってるのがそんなに気にならなくなるんですよ。

組立

材料がカットできたらそれぞれ組立ていきます。

外枠の組立

まずは引き出しが入る外枠から。


木工ガイドなどを使ってボンドで接着し、乾いてきたら小鋲で補強。順番は気にせずやりやすいようにやってよいと思います。
私は枠組みを作ってから背板を最後に付ける形ですね。

▼以下の記事でも木の小箱を作っていますけども、組み立て方は同様です。

机上台の下にピッタリ収まる引き出しの作り方。
オリジナルサイズの机上台に合わせて引き出しを作った話。使った材料や寸法なども詳しく説明。


もう色も塗っちゃってますけど、実物の写真です。

引き出しになる木箱の組立


木箱も外枠と作り方は同じですね。枠を作ってから底板をつけてます。


木箱はこんな形に組み上げていきます。

作った外枠に収まるのかサイズを確認しながら組み上げていきましょう。
サイズはあくまでも基準で、実際はピッタリ合わなかったりすることもあるんですが、そんな時はカンナやヤスリで削りながら微調整していきます。

調整と塗装


外枠と木箱が組み上がったら、収まり具合を確認。引き出しが少し奥まっている形で大丈夫です。
引き出しは、キツすぎると引き出しにくくなるので1~2mmくらい隙間ができるように狙って作っています。

引き出しの収まりが確認できてから塗装をしていきます。


作った木箱に合わせて引き出しの前パネルをカット。


前面にピッタリとベニヤ板を被せる形になります。


ベニヤで作った前パネルに好みの塗装を施しまして、


最終的に取手と一緒に木箱に接合します。


しっかりビスで留めて完成です。

完成後の形


というわけで完成写真です。横2列の引き出しBOXのできあがり。前パネルを付ける前は引き出しが奥まっていますけどもベニヤ板もつけることでちゃんとフラットになってます。
現在は黒のパネルで作っていますけども、


前パネルだけベニヤ板で同じ要領で作って取り替えると、グッとイメージが変わるんですよね。


つまり、パネルだけ作れば簡単にイメージチェンジできる、というわけです。

形だけはしっかり作っておいて、部屋の雰囲気を変えたくなったらラクに変更できるシンプルだけど便利な技です。
位置から作り直すより経済的でしょ。

取手のビスで固定しているだけなので頼りなさそうですが、これくらいのサイズなら問題なく使えてます。使うベニヤは私は安いラワンを使ってますが、なるべく変形しにくいシナ合板の方がおすすめ。プリント合板なら色も塗らなくてすみますね。

しかしあんまり何回も変更しているとビス穴が耐えられなくなります。なので裏側から留めるタイプの取手を使ったほうがよいかと思います。

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