デスクの高さにぴったり合わせた収納ラックを作りました。ちょっと物が置ける感じのシンプルな棚です。
デスク周りを広くするために。
わが家は自宅兼事務所みたいな感じで仕事しているので、デスクトップタイプのパソコンがあります。
このパソコン本体がそこそこ大きいので、机の下に設置するよりもちょっとズラして置いた方が使いやすいんじゃないかね、ということになりまして、机の上の延長も兼ねて広く使うためにラックを作ることにしました。
作ったラックの隣は既製品のデスク。ラックは高さをピッタリ合わせました。
このラックを作る前は「すのこ」を活用してちょっとた収納場所を作っていたんですよね。しかしせっかくDIYの道具もそろってきたわけだし、いい加減ちゃんとしたやつを作ることに。
▼以前使っていたすのこ棚(私が書いている別ブログの記事です)
今はデスク脇で使ってますけど、こんな感じでちょっとした収納棚としても使えるように考えて作りました。
サイズと材料
出来上がりサイズは、〈横〉300×〈高さ〉710×〈奥行〉300mm。
使っている材料は、以下の通り。
・300×600×18mmのパイン集成材・・・2枚
・2×2材・6フィート・・・5本【ビス】
長さ41mm・65mmのコーススレッド【塗料】
・ターナー/アイアンブラック
・ターナー/アンティークワックス(ラスティックパイン)
この他、部分的に木ダボを使ってビスの皿を隠しています。
木材のカット
木取り図は以下のようになります。
棚板になるパイン集成材
パイン集成材は上板と中板に使います。
上板はそのまま使うのでカットなし。
中板に使う方は脚部分の収まりをよくするため、角材に合わせて角をカットします。
骨組みになる2×2材
2×2材はこんな感じで材料をとりました。
6フィート(1820mm)を4本、3フィート(910mm)を1本購入し、各サイズにカット。
購入する長さは何でもいいんですがいづれにせよ、
224mm・・・6本
692mm・・・4本
524mm・・・6本
このサイズがとれればいいという話です。
今回の組立では224mmの角材は5本あれば間に合うんですけど、将来気が変わった時に部品をすぐにつけられるように作っておきます。つけていない角材は棚板の裏にでもはりつけておけばよいです。
各木材は道具があれば自分でカットしてもいいですし、買ったお店でまとめてカットしてもらうと超ラクちんですね。
2×2材は木口が38×38mmなのでこのような中途半端な数字になっていますけども、使用する角材が違う場合は計算しなおしましょう。
カットした材料にはわかるように印をつけておきます。ちなみにあとからもう一組作る予定だったので、写真は多めに材料を取っています。
材料をすべてカットしたら、すべての木材は「やすりがけ」と「面取り」しておくと仕上がりの見栄えがよくなります。
こういうことやるためにミニカンナ買ってみたんですけど、カンナっていいもんですね。
先に塗装。
後で解体して組みなおすことも考えて、部品ごとに先に塗装しておくことにしました。
組立終わってから色を塗ってもいいんですけども、塗りムラができちゃいますし、解体することを思うと逆に面倒になってしまうので。
2×2材にはアイアンペイントを塗っておき、
パイン集成材には、ワックスを塗ってしまいます。
ここまでで、準備完了。
アイアンペイント初めて使いましたけど、重厚感出ていいですね。若干ラメが入っているのでいい質感出ます。写真は木目が出ちゃってますけども、ちゃんと薄く重ね塗りすればもっと金属っぽさがでますよ。
組立の順番
あとは組立ていくだけなんですが、いい加減に繋いでいくと曲がってしまいます。
なので、前後のペアもしくは左右のペアを先に作ってしまうところがポイントです。
今回は先に、写真で囲んでいる部分、前後のペアから作っていきます。
棚板がのる高さに印をつけて、支えの角材を固定します。ボンドでつけてからビスでしっかり固定。
2つのうち1つは224mmの角材を3か所につけています。もうひとつは私はあえて下の部分の支えは外すつもりでいたので、固定の際に仮置きして幅を合わせて組み立てました。そんな感じで前後分の2セットが用意できました。
ビスの皿を隠したい時は、使う木ダボと同じサイズの穴を途中まであけてからビスを打ち込んでいきます。
木ダボを埋めて、アサリのないのこぎりでカット。こんな感じでキレイに埋まります。色は後で塗ればよろし。
あとは作った前後のセットを長い方の角材で繋いでいきますが・・・、ここ順番が大事です。
ちょっと支えるのが大変なんですけど、先に真ん中の方から固定します。
上板の支えの角材も先につけちゃうと、中に棚板を入れられなくなっちゃうんですよ。これ途中で気が付いて一回つけたものをバラして組みなおした結果です・・。
そのあと、上板の方も固定していきます。
上板を固定する時は、本当はビスが見えないのが望ましいんですけども、これテーブルじゃないんで普通に上から打ち込みました。角材の真ん中を狙ってビスを打ち込みたい時は、ツーバイフォー定規で印付けするとばっちりです。
下側にも角材を渡すように接合します。下はなくても棚として使えるんですが、ここもつけるとたわみにくくなって強度が増します。あった方がいいと思いますよ。
角材を接合する時は先にビスが入っているところにぶつからないように、ちょっとずらしてビスを打ち込みますよ。
脚裏には床の傷防止にフェルトを貼りました。
一応別の使い方にも対処できるように、ボンドを使って固定し、ビスの皿を隠しているのは一部だけです。立体に組み立てる前の前後のセット部分のみですね。
その他はビスの皿に色だけぬって目立たなくしています。そうするとバラシて組みなおしできます。
本当は天板になる上段の棚板はビスの頭が見えない方がキレイなんですけどね。テーブルじゃないからいいかと上からガッチリ固定しました。
真ん中の棚板は固定していません。角材に乗せているだけ。
気が変わったら真ん中の板を下段に移動させて使えますし、棚板を買い足して追加してもいいかなといった具合です。
完成後の形
というわけで、これで完成です。
ヨコから見たところ。
上から。
細い方のヨコ向き。
ちょっと飾ってみるとこうなると。結構いい感じになりやした。
最後にPCをセットした写真をもう一度。
なんで下に角材をつけていなかったのかわかりますかね。
ちなみにデスクトップPCは相方さんのと自分のとあって、それぞれデスクも持っているのでラックは同じものを2セット作りました。
どちらも高さを揃えて作ったので、部屋の模様替えした時に2個並べて使ってもいいかなと思ったりしてます。
今後もどんどこ仕事部屋を直していくぞー!
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