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【DIYで使っている工具】ドリルドライバーについて

材料と工具

DIYで使っている工具のひとつ、ドリルドライバーについての説明です。

使いどころ利便性お値段使用頻度
  • 穴あけ
  • ネジ締め
★★ だいたい
2500~30000円
くらい
毎回使う

ネジ締めはもちろん、穴あけにも。

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ドリルドライバーとは

電動で動くドライバーです。
よくインパクトドライバーと比較されますけども、少々用途が違います。んー、いや、用途っていうか、向き不向きがあるというか。

ドリルドライバーは「回転のみ」の力が働きますが、インパクトドライバーは「回転+打撃」の力が働きます。

音もインパクトドライバーよりもドリルドライバーの方が低めです。

インパクトは「キュインキュイッ・・ガガガ・・ッ!」と、いかにも施工してる感の音が響きますが、ドリルドライバーは「キュイーン、ガッ!」で終わります。ちょっとわかりにくいか・・。

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ドリルドライバーの良いところ

ネジ締めの力調整ができる

ドリルドライバーの方は回転力を好きなように調整できる、「トルク調整」がついています。(簡易的なものにはついてませんが。)

そうすると何が良いかって、ちょうどいい具合に自分でネジの締付け具合を加減できるのです。

トルクというのは「ねじりの強さ」です。クラッチを自分で調整することで、ネジを締めるときの力加減をいい位置で固定できるようになります。

手回しのドライバーは、よほどの怪力でも無い限りはそこそこ締め上げれば固くなるのがわかるのでいいところで普通はやめますよね。しかし電動のドリルドライバーを使うと、簡単にネジを入れていけるようになるので、ついつい締め付けすぎてしまうことがあります。

ビスが入りすぎてしまった例。そんなつもりはなくても、めっちゃ食い込んでしまうとちょっと悲しい。

特に柔らかい木材(ファルカタとか)はそういうことがおきやすいです。合板の組立家具でも同じですけども、そういう時にドリルドライバーを使う時はトルク調整をすればいい具合のところでちゃんと締め上げをストップできるんですね。

いい具合にビスを入れられた例。トルク調整があっているとビスの皿が面にフラットに収まります。

しかしインパクトドライバーは、力はあるけど細かい設定はできません。
できないというか、一気に締めずにちょっとずつ回してやるとか、自分の感覚で調整すればいいんですが。ちょっと引き金を引きすぎると、すごい勢いでビスが食い込み、どこまでも沈んでいきます。インパクトは慣れないとびっくりするかも。

ネジ締めできるけど穴あけも得意

ドリルドライバーは、先端のビットを交換することで穴あけやネジ締めが行えます。

インパクトもドリルドライバーも使ってますけども、穴あけに必要なのは回転して掘り下げる力で、打撃の力はないほうがうまくいく事が多いです。(・・コンクリートなどに空けるときは別)

インパクトドライバーもビットが合えば穴あけもできるんですが、ビットを破壊することがあるので注意が必要。特に2~3mmの細いヤツとかは、危険です。(個人の感覚ですが)

木工でやさしく穴あけするなら、「ドリルドライバー」がおすすめです。

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ドリルドライバーでは辛いところ

ちゃんとパワーのあるタイプであれば、ドリルドライバーのみで家具などの組み立てはできますが、本格DIYを考えると物足りなく感じてしまうかもしれません。

テーブルの組み立てはほとんどインパクトドライバーを使ってます

そこそこ厚みのある材料を扱うようになり、長いビスを使う場面が出てきたら、そこはインパクトドライバーの出番になります。

ドリルドライバーでも、切り込みのある入りやすいビスを使いつつ、深めの下穴をあけると長いビスでもいけることはいけますが、材料が硬かったりするとドリルドライバーでは厳しかったりするんですよね。状況によるんですが。

個人的な感覚ですが、50mm以上のビスを使うならインパクトの方がラクに作業できるかなあと思います。例えば2×4材で組み立てるならインパクトの方が早いです。

また、下穴なしでビスだけをガシガシ打ち込んで行きたい時もインパクトドライバーの方ですね。

使う場面

穴も開けたいし、ネジも回して自分で物を作りたい。そんな時は「電動ドリルドライバー」と称されているものを選びましょう。

すでに塗装が施されていて下穴もあり、ネジ位置も決まっている、そんな市販の家具の組みたて程度であれば「電動ドライバー」で十分です。

イチから自分で作りたい派の方へ

自分で木材を用意して手作りするなら、 安いドリルドライバーでもあんまり固くない木材であれば問題なく使えます。

木箱を作るにしても、桐、ファルカタ、杉、またはパイン材あたりならドリルドライバーでも組み立てはいけます。

ただし使う材料の厚みが2cm程度までで、接合に使うビスが長くても45mmくらいまでで抑えられる時でしょうか。

ホームセンターでよく見かけるSPF材や杉、パイン材なんかは比較的柔らかい木質なので、加工がしやすい部類となってます。固い木材というのは、広葉樹(サクラやケヤキ、ナラ、栗などの秋に紅葉して冬には葉っぱが落ちるような木)ですね。

そのドリルドライバーの持つパワーや使うビット、ビスによって違いはでると思いますが、長いビスを扱いたい時はやっぱりドライバードリルではちょっと厳しくなるかなあ、という実感です。

市販の家具の組立には電動ドライバー

ひたすらネジを締め続ける、ひたすら解体する。・・そういう時は電動ドライバーのありがたみを感じることができます。

商品名が「電動ドリルドライバー」となっていると穴あけもいけますし、「電動ドライバー」だとネジ回しに主力を置かれています。

選び方

ひとえにドリルドライバーといっても種類があるんです。レビューが多いからそれ買う、と安易に考えず、自分がどんな状況で使いたいかで選ぶようにしましょう。

購入時のチェックポイント
  • 使いたい状況(本格DIYか簡易DIYか、市販の組立家具か)
  • 使う場所、環境(室内か外か作業部屋のレイアウトはどうなっているのか)
  • 使い勝手(重さ、大きさ、取り回ししやすいか)
  • メンテナンス性
  • 使用頻度

このあたりを確認しつつ、商品を吟味してみてください。

有線か無線か

有線タイプのドリルドライバー

線ありタイプは安くてもパワーがそこそこで結構使えたりします。 ただし、作業してるとやっぱり線は邪魔なんですよねえ・・。

ちょっとしたラックや本棚など、自分で設計して組立を行いたい場合はそこそこパワーが無いと厳しくなってきます。しかし線があるタイプなら比較的安価でそれなりにパワーがあるものが購入できてしまいます。

ちなみに私が使っているものは、2000円台でホームセンターで購入した線のついてるドリルドライバー。今にしてみればなんともチャチな性能ですけども、これでいてそんなに悪くない使い勝手で未だに愛用しています。

この赤いやつはもう売ってないけど、似ているスペックは以下の緑のやつかなあ。いや、自分のよりもうちょっといいな。ライトも付いてます。

こんな値段でもちゃんとトルク変更できます。ちょっとしたDIYもこれで一通りこなせるくらいコスパは良いです。当然ながら、組立家具にも余裕で使えます。 線は邪魔ですが 。

線あり」のメリットデメリット
  • 使いたい時にコンセントに繋げばいつでも使える。
  • バッテリーの劣化を気にしなくて良い。
  • 使う場所を選ぶ。
  • 安めで買いやすい。

まあ、安いやつでも一応本棚も作れてはいますし。

ただ回転速度が足りないせいか、力不足を感じてます。ちょっと大きめな家具にも手を出すようになった今は物足りなさがあるというか。

だから、いまのが壊れて次買うならこれほしいな。

バッテリー式ドリルドライバー

バッテリー式でしっかりDIYをこなすなら最低でも12Vはほしいところ。(個人的には18Vがほしいけど)でも充電式になるとお値段も高くなるのですよ。パワーはあるに越したこと無いけど、そういうバッテリーは高いのですよ。悩みますよねえ・・。

線なし」のメリットデメリット
  • 使う場所を選ばない。
  • バッテリーの充電が必要。(バッテリー切れは辛いので2個は欲しくなる)
  • バッテリーの劣化がある。(使用頻度による)
  • 高い。

作業環境を選ばないのがバッテリー式のいいところ。外でも余裕で使えますしね。バッテリー式を考える時は、満充電でどれくらいの時間使えるのかもチェック。また、使えるバッテリーがどれくらいのパワーが有るのかなども確認したいところです。

コンクリートに穴開けるとかでなければ、ここまじゃなくてもいいかなあとは思うんですが・・。ちょっと使ってみたいと思ったドリルドライバーです・・。

簡易的な組み立て、加工に。気になる電動ドライバー

組立が主力になるなら、こんな感じの小型ドライバーでしょうか。

アタッチメントが豊富にそろった電動ドライバー

別途でトルクアダプターもつけられてこの価格は魅力的です。

しかもこのボッシュのドライバーは、他にもいろんなアタッチメントがあっていろいろ使えるようになってます。

BBQファンまで使えるとか、不思議な電動ドライバーです・・。他にも、ワインオープナー、ペッパーミル、マルチカッターなんかのアタッチメントもあるようで。うーむ。

乾電池で動くタイプ

電池で動くってやばいすね。トルク調整はないけど、毎回充電しなくてもいいし、充電し忘れもない。ものすごく手軽。

組立家具でしか使わないっていうなら、それほどパワーは要らないと思います。

パワーよりも手軽さ重視。コンパクトで収納しやすく、軽くて扱いやすい。使いたい時にすぐ使えるっていうのがいいんじゃないでしょうか。小型は使い勝手よさそうなので私もほしいです。

大きさや重さに関してはホームセンターで実物を触ってみながら決められると理想的ですね。ぜひとも手に馴染む道具を見つけてください。

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