DIYで使っている工具のひとつ、替刃式のこぎりの「ライフソー175」についての説明です。
使いどころ | 利便性 | お値段 | 使用頻度 |
---|---|---|---|
切断(切る) | ★★★ |
だいたい 1000~1500円 くらい |
よく使う |
100均木材やベニヤ板、ワンバイ材くらいの厚みにちょうどいいノコギリです。
はじめてのノコギリにもおすすめな理由
ライフソー175は、ソーガイドミニについてくるノコギリと同じものです。
私は先にソーガイドミニを買ったので付属品をそのまま使っていますが、単体で購入する時は「ライフソー175s」を選ぶことになります。
どちらも替刃式で、同じ刃をセットできます。
ソーガイドミニについてきたライフソー175は、ケースがなくてちょっと困るんですけども、刃先だけしまえるものはついています。のこぎり単体で買うと、ケースはついてくるはず。
「女性やお子様にもおすすめ」という触れ込みの初心者DIYer向けな道具って、よく切れないとかありがちなんですけども、ライフソー175は普通に切れ味いいです。
精巧な切り口を求める場合はもう少し目の細かい物を選ばないとやりにくいですが、ワンバイ材や集成材などの木材をカットし、ビスやボンドで接合して組み立ててていく・・といった作業には申し分ないものです。
替刃が手に入りやすいは正義
ライフソー175は「ライフソーシリーズ」の中のひとつなのですが、ホームセンターでの取り扱いが多く、手に入りやすいというのがオススメな理由のひとつです。柄の部分は刃の種類ごとに多少違いがあるのですが、どの種類の刃もセットができます。ですので、同じシリーズの替刃だけ別種類で購入して、安く済ませることも可能なのです。
うっかり刃を曲げてしまっても、刃を変えれば大丈夫という安心感のもとで使えるのが、ライフソー175なのです。しかも錆びにくく、これがあればだいたい間に合うといえるくらいとにかく万能。
いづれ自分が使いやすいサイズ感をみつけたら、メインで使うノコギリだけはちょっとイイものを買う、という流れも悪くないですよね。
小回りが利くコンパクトサイズ
ライフソー175は刃渡り18cmとコンパクトなノコギリです。
私は女性なんですが(手はやや大きめな方ですけども)とても握りやすいです。こうしてみると包丁とさほど変わらない大きさですね。
刃渡りは長いほうが早く切り落とせるのですが、切るスピードよりも、小回りが聞く感じの方が刃物としては扱い安いです。不慣れであるほど短いほうが怪我しにくいというか。
ノコギリは「引きながら切る」という力加減が大事です。ライフソー175はそれがしやすいんですよね。引く時に柄のカーブが小指側に引っかかってくれるというか。疲れにくいというか。まっすぐに刃を入れられているのであれば、過剰に力を入れる必要はありません。
グリップはカーブがついていてフィットするので、力が入りやすい。実際はそこまで握りしめなくてもノコギリを引く時に柄の部分のカーブがいい具合にひっかかってくれるから使いやすいという感じです。
収納場所に困らない大きさ
収納に関しては折込式の方が手軽なんですが、ライフソーのように替刃をネジで固定するタイプでも慣れればすぐに着脱が可能です。しっかり締め込めば、刃が外れることはありません。
やろうとおもえば柄を付けたままでも収納しやすいサイズ。そうすれば必要な時にパッと取り出して使えます。作業中は置き場所に困らない大きさっていうのも、自分の中ではポイント高いです。
細かいことを気にせずに使える
ライフソー175は竹などの固めな素材は、それ用の刃に変えないと切り落とすのに時間がかかりますが、基本的にあまり木材を選ばずに使えます。ノコギリは刃の形状で切り安さが大きく変わってきますが、たくさん種類を用意して使い分けていくのも大変ですので、とりあえず万能タイプを常備しておく考え方もあってよいのではないでしょうか。
切りやすい木材は?
私は杉やパイン集成材はもちろん、SPF、針葉樹合板、MDF、OSB、ベニヤ板などなど、いろんな種類に使っています。ピッチが1.4mmと目が細かめで切り口もキレイなので、切り口を整える時間が短縮される点がいいですね。
縦横斜め、全てのカットで使えます
ライフソー175は、横引き、縦引きが関係なく切れてしまうところが、一番便利なポイントですよね。
木目に直角にカットするヨコ挽きはもちろんですが、木目に平行にカットするタテ挽きもちゃんといけます。斜めでも大丈夫。通常、縦挽き用の刃と横挽き用の刃は別物なことが多いのですが、ライフソー175はこれ一本で、どっちもいけるのです。
しかし使っている実感として、厚みのある木材で使うにはさすがにきつく感じています。大変だなーと感じるラインは、ツーバイ材くらいの厚み(4cm弱)付近から。ピッチも細かめですし、刃渡りも短いのでそりゃそうなんですけども、大きい木材を切っていくならもう少し刃が大きいのこぎりを使う方がやりやすいですね。
その場合は、同じシリーズでもう少し大きめなタイプのライフソー9寸目265を使うようにしています。
まっすぐカットができる専用ガイド
「ライフソー175S」を単体で購入してもいいですが、「ライフソーガイドミニ」があれば、切り口まっすぐカットが気軽にできるようになります。しかし、現在は私の使っているタイプは販売されておりません。
しかし、なんと最近発売された「ソーガイド ベスト鋸セット」であれば、175でも265でも使える模様。
私が買った時はなかったけど、今買うなら間違いなくベスト鋸セットの方がオススメ。 いっしょについてくる「木工図面作図ツールもでりん」も優秀です。
まとめ
初めて買ったノコギリは今使っているライフソーではなくて、安い工作用の折りたたみ式のノコギリでした。しかし今では替刃式ノコギリのライフソー175が、現在のメインのノコギリに昇格しました。
両刃式のノコギリに憧れ、いいノコギリ買おうかな・・と揺らいだ時期もあったのですが、私の扱う木材の範疇では、充分に使えてしまっている。まあ、これでいいかな・・と、刃を取り替えながら何年も使い続けています。
大型の木材はホームセンターでカットをお願いし、自分で木材をカットして作る場合も多いのですが、広い作業スペースでDIYをやっているわけでもないのでちょうどいいんですよね。
ノミやカンナ、ナイフくらいなら自分で研いで手入れもやってみたりしてますが、さすがにノコギリの目立てまでは厳しいと早々に判断し、替刃式に落ち着いています。
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