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水性ステインの塗り方と白を塗った場合の塗装の具合について。

塗装をする

水性ステインの基本的な塗り方です。色が「ホワイト」なので木目がわかりにくいかもしれませんが、参考になれば。

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塗料缶の開け方。


前回はジェル状のステインnuroでしたが、今回はアサヒペンの水性ステイン「ホワイト」を使ってみました。

今後も収納グッズを作っていく予定なので、多めの容量を思い切って購入しました。これくらいあるとコスパもいいし、足りなくなる心配もないので安心して使えますね。
あとは、塗料が手につかないようにフィットするゴム手袋と、ウエス(出来れば木綿。使い古しのシーツや肌着の切れっぱしでOK)塗料を分ける入れ物、水性塗料に使えるハケを用意しましょう。

使う道具は以下の記事にも書いています。

白い水性ステインを使ってみました。
本棚の形が完成したので、せっかくなので色をつけてニスを塗る作業までやってみたいと思います。 なお、塗装についての細かい話は以下の記事でどうぞ。 今回は水性ステインを塗る作業の話です。 水性ステインを塗る時に使った道具。 色は塗ってみないと分...

塗装時に周りが汚れないようにピニールや新聞紙を敷いて養生することもお忘れなく。


それから、塗装するものの下には端材をかませると塗料が垂れてくっつく心配が減ります。下に隙間を作った方が乾燥も早いですし、向きを変える時もラクになりますしね。

アサヒペンの水性ステインの乾燥時間は、

夏季30~50分(上塗り時間の目安は2時間以上)/冬季1~2時間(上塗り時間の目安は4時間以上)

と書かれているので、参考にしながら作業を進めます。もちろん、裏面に書かれている説明書きもしっかりと読みましょう。だいたい塗り方はどのメーカーも変わらないっぽいですけども、水で薄める場合や、重ね塗りする場合の注意書きなどが書いていたりします。メーカーのいうとおりに使うのが失敗をなくすポイントかとおもいます。


開封する前に、数回逆さまにして中身がよく混ざるようにします。


キャップは、白い部分だけをマイナスドライバーなどでひっかけて取り外してから、


金物のキャップの真ん中をグッと押すとペコッっと凹んでフタが開くようになっています。


さらに内フタがあるので指でひっかけてあけます。

全部のキャップはしめる時も全部使うので、間違っても捨てたりしないようにしましょう。


フタが開いたら、塗料カップに使う分だけ取り分けます。1度にたくさん入れてしまうと余った場合に捨てることになりもったいないので、少しずつ取り分けるようにしましょう。塗料缶の方は乾かないようにもう一度キャップをしめて、保存しておきます。

取り分けた塗料は薄めずこのまま使えます。メーカーによって水で薄めて使う場合もありますが、アサヒペンの水性ステインはこのまま使うことができます。硬さもちょうどいいですよ。換気は必要とはいえ、においが気にならないので室内でも余裕で作業できるのは本当にありがたいです。

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水性ステインをハケで塗る方法。

塗装に入る前に、塗る場所はできるだけやすり(だいたい240~320番くらい)をかけて表面を整えておくとよいです。


今回仕上げる棚は木工パテで穴埋めをしています。一般的にステインで塗装するのにパテを使うのはあまりおすすめされていませんが、塗装ができるタイプの木工パテらしいので、そんなにいけなくもないのではないかとやってみた次第です。

そこらへんもふまえての塗装の状況になります。


ハケは新しいものを買ってきたので、粗めのやすりにこすり付けて抜け毛を取り除きます。あまり神経質になってもアレですけども、できるだけ毛が抜けなくなるまでやりましょう。


取り分けた塗料をハケにしみ込ませます。多くついた分は、側面でしごいて余分な塗料は落とします。


あとは木目にそって一気に塗っていきます。


ハケ跡は気にせずにある程度塗ったら、


ウエスで塗ったところをふき取りながら塗っていないところへ伸ばしていきます。

ハケで塗ってすぐにふき取ると、だいぶ薄めの仕上がりに。30秒~1分くらい経ってからふき取ると割としっかりと色がつくのがわかります。頃合いを見ながらウエスを使ってふき取ってなじませていくんですね。

ウエスで塗料をしみ込ませるイメージでふき取りつつ、慣らしていくのでハケ跡は全く気にしなくても大丈夫です。この作業を手早く進めていく感じでしょうか。

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白の水性ステイン、塗装1回目の様子。

そんなわけで、一度塗りの様子です。


パイン集成材を使っている部分。(棚板)


ワンバイ材の部分。(側面)


シナベニヤの部分。(裏面)

どの木材も、もともと白っぽい色なのでわかりにくいですが、塗っていないものと比較するとわかりますかね。

1回目の塗りたての状態だとこれでいいのか心配になるくらいほんのりしか白い色がつかないのですが、乾いてくるとおしろいをつけたように表面がいい感じにキレイになっていきます。なんというか肌理が細かくなる感じというのでしょうか。


木工パテをつけた部分はまだ目立ちますね。遠目にはわからないですけども、もう少し丁寧に削って整えるべきだったなあと思います・・。

塗装2回目の様子。

塗装は好みの色の濃さがあると思うので、重ね塗りを強要するようなものでもないんですが、1度塗りだと塗りムラが目立ってくるので私は2~3回は重ね塗りするようにしています。

天気がよくて暖かい日に塗っていると10分くらいで表面サラサラに乾いてくるので、そんな時は続けてすぐに重ね塗りしてもわりと大丈夫なんですけども、表面をスベスベに手触りよく仕上げたい場合は、しっかり乾燥させてから400~600番のやすりでザラつきをとってから2回目の重ね塗りを行うようにします。やすり掛けのあとは乾いたウエスできれいに粉を取り除き、それから1度目と同じ方法で塗り重ねる、と。

今回作ったものはそこまでこだわっていないので、乾いてきた面から次々に重ね塗りしていってます。アサヒペンの水性ステインは乾くのが早い気がしますね。

2回目の塗装の仕上がりの様子はこんな感じです。


パイン集成材の部分。1度塗りの方と比較してみました。


ワンバイ材部分。


シナベニヤの部分。


意外と木工パテのあともわかりにくい感じですね。2回目ともなるとかなり塗りムラも目立たなくなります。


内側も2回塗りして着色は完了です。

お好みで3回目を塗ってもいいんですけども、あんまり塗り重ねちゃうとせっかくの木目があまり見えなくなるのでステインの良さが薄れてしまう気もします。
木目によって塗料のしみ込み具合が違うので、色が薄い部分だけ馴染ませるように重ね塗りしていくのもいいですね。

全て塗り終えたら最低でもひと晩、もしくは1日は放置して十分に乾燥させましょう。

白の水性ステインを使って思うこと。

これで、水性ステイン(白)の塗装は完了です。

ステインは、前までは布(ウエス)で塗料をこすりつけるようにしながら塗ってましたが、ウエスだと隅の処理が大変なのでハケも使う方が楽だなと思います。

1度塗りでも十分色がつくのでいいような気もしますけども、手触りよく色ムラなく仕上げるならやはり2~3回は薄く重ね塗りしたほうが仕上がりがきれいですよね。

ステインの場合は厚塗りしないことだけを心がければいいので、あんまり気を遣わなくてもそこそこきれいに着色できるところが私は好きです。木目が見えるっていうのも好みなんですけども。

この後、色あせや色移りが起こらない為にもニスなどの塗料を重ね塗りすることも重要ですよ。


使用後のハケは、乾ききらないうちに水できれいに洗って乾かしておきましょう。ちゃんと洗って毛先を整えておけば次も問題なく使えます。

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