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有孔ボードで壁面収納スペースを作るやり方

壁面収納

天井と床で2×4材をつっぱらせて柱にし、そこから壁面収納を作っていく流れです。壁に穴は開けていないので原状回復できるやりかたのひとつとなっています。

まずは、完成形から。

まだまだ手を加えたい部分はたくさんあるんですが、ひとまず使える状態のところまで形にはなっているのでイメージとして写真撮りました。自分のもっている工具をどう配置するのが使いやすいのか迷いながらやっているので、なんかごちゃっとしてますけども・・。

今まではカラーボックスとかワイヤーラックを置き場所にしていたので、それよりはずっとスペースをとらずに収納できているのでやっぱり壁面収納はいい・・。

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主に使っているもの

  • 2×4材・・・天井までの長さ分を2本用意
  • 有孔ボード・・・910×600と910×300の2枚
  • 幅90~80mmくらいの板・・・3枚(解体したスノコ板を張り合わせたものと杉荒材。余ってたものを利用)
  • 40×30の杉の胴縁(全て910でカット)・・・8本
  • ラブリコ・・・2セット
  • ディアウォール中間ジョイント・・・2セット
  • 使っているビスの長さは45mmか25mm

有孔ボードについて

有孔ボードは以前別の部屋で簡易壁面収納に使っていたものを再利用しました。

大きいものを1枚買って自分で好きにカットしてもいいんですが、規定のサイズをそのまま使うとやっぱりラクです。分割状態で準備するほうが扱いやすいですしね。

ラブリコとディアウォールの中間ジョイント

ラブリコもキッチンのカウンターで棚を作ったもので使っていたんですが、正直ここに2×4材使うのはやりすぎだったので、別の方式でキッチンは作りかえてラブリコを再利用することにしました。

2×4材とかはたいして高くはないけれど、ラブリコとかはちょっと高めですからね。なので、何個も買うのもなんかもったいないので、適材適所へまわすことにしました・・。

とかいいつつ、2×4材もまた長いのを買うと余りが出て、溜まっていく端材の置き場所にも困るのですよ。キッチンで使っていた2×4材も付け足しにちょうどいい長さだったのでこれも一緒に再利用を決意。

代わりにディアウォールの「中間ジョイント」を使って2本の2×4材を連結し、天井までの長さを作ることにしました。これはこれで持ってると便利なものです。

ラブリコにもジョイントできる金具みたいなものがあるんですが、ディアウォールの方が作りがしっかりしているようだったのであえてこちらを選びました。2枚の部品で材料を包み込んで固定する方式なので安定感があるかなあと。

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事前準備

必要なサイズの材料が用意できればあとは早いんですが、事前の準備も地味だけどやっておくに越したことはないです。

2×4材の補修

今回は材料を再利用するのでビス穴は木ダボを使って塞ぎ、

目立ちすぎないように濃いめのワックスを塗っておきました。どうせ隠れて見えなくなるような場所ですし、ここまで手間かけるくらいなら新しい2×4材を買ったほうが早いのは分かってるんですけどね。捨てる手間もそれなりにかかるので、使える材料は使っていくのが私のスタイル。

材料の連結

新しく買ってきた2×4材はヤスリがけと塗装をしておき、乾いたら中間ジョイントで連結します。

難しいことはないです。真ん中のスキマから継ぎ目がみえるようにジョイントをつけて付属のビスで固定していけばよいだけです。

サイドもしっかり固定できるので安心感ありますね。

ジョイントが完成したら必要な長さで準備できているか、しっかり確認をしておきます。

ラブリコを使った柱の必要な長さは、天井~床の高さ-95mmですよ。

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天井と床を突っ張る

柱を立てていきます。

ここは水平器をあてつつ、2人体制で設置するとやりやすいですね。天井へ突っ張るといっても過剰に抑え込みすぎると天井が抜けてしまうので、力加減はほどほどにしましょう。柱を揺すって動かなければ大丈夫です。

柱に木枠を作る

作った柱に直接有孔ボードを打ち付けていってもいいんですが、それだと微妙に使い勝手がいまいちなので今回は少し工夫をしました。

ちょうど余っている角材に2×2材があったので、それをもとに木枠を作っていきます。

8mmくらいの穴を角材の1/3くらいまで開けたもの

角材には途中まで穴を開けて、ビスの長さが短くても使えるようにしました。

固定する時にずり落ちてくるので、簡易的に両面テープを使うと後で解体する時も取れやすくなります。この部品を有効ボードを取り付ける位置に合わせて柱にビスで固定していきます。

開けた穴からビスを入れ、緑色の部分にビスが入り込んで固定されてるイメージですね。

4隅につけます。

胴縁を作った部品へ向かって、 ビスがぶつからないように注意しつつ固定していきます。

この形が基本形です。

普通にアングルで固定すればいいだけでもあるわけですが、手元に残ってる金具が足りなかったのでこうしている・・という節約的なやりかたでもあります・・。

ポイント

縦軸に小さな角材を使っているのは、有孔ボードの端っこの穴も使えるようにするためです。長い角材で固定してしまうと穴を塞いで使えない箇所が増えてしまうじゃないですか。それに、なるべく重量がかからないように、軽量で骨組みを作りたかったということもあります。

胴縁を棚板のようにつけているので通常柱側からビスを入れたくなりますが、そうすると微調整がしたくなった時に結構面倒なことになるんですね。なるべく内側に手を加えるだけで完結する形にしておくことにしました。

有孔ボードをとりつける

木枠ができたら、あとは有効ボードをはめ込んで木枠へ向かって固定していくだけです。

木枠を作ってから固定することで壁から適度に離してボードをつけることができます。

2×4のちょうど半分くらいの位置でボードを固定させているので、有効ボードのフックも壁を傷つけることなく引っ掛けることができるんですよ。木枠に固定するとボードがたわむこともなくなります。

また、少し奥行きを設けることもできるので、ついでにちょっとした棚板も設置しやすくなります。

下の段も追加

基本の要領を掴んだら、下の段も設置。

用意した有孔ボードのサイズにあわせて高さを決めていってます。下の段はやもえずアングルも活用しました。

ボードの繋ぎ目の間は棚板にしてます。

ボードの途中に簡易的な棚板を作っています。使いみちに困っていたスノコ板を2枚張り合わせて厚みを出して作ったやつです。軽く物を置いたりもできるので、あればあったで悪くないですね。

その他の下段の棚板は、胴縁を接着して厚みのある棚板を作りました。下に行くほど重量のあるものを置きたくなってくるであろうということで。

完成形イメージ

というわけで、いろいろ物を配置してみたところです。

上の方のボード

基本的によく使うクランプ類と、合いているスペースにはドライバーを引っ掛けたいなあと考え中。

はっきりいって取りやすい位置に計測コーナーが作れただけで大満足。

下段は塗料を並べました。

今回の壁面収納とは関係ないけど、ついでにドリルスタンドも作ってみたり。

・・・そして最後にもう一度全体像です。

やっぱりまだまだ修正が必要ですねえ・・。まだノコギリとかノミとかそういう刃物系もあるので、どういうふうにしようか悩んでます。

でも置き方はともかく、作業しやすい場所を作れたのでそれだけでもだいぶいいんですよね。ここからまたちょっとずつ手入れしていきたいと思います。

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