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安く壁面収納をDIY。実際の工程を動画付きで解説します。

壁面収納

材料費をケチって、アジャスターボルトで突っ張り式の柱を作り、壁面収納を作ってみました。

一般的にはラブリコやディアウォールと2×4材を使うのですが、手間はかかれど、それよりは少し安く済ませることができます。

しかしやってみてなんですけど、手早く作れて強度も確保しやすいのは、やはりラブリコやウォリストを使うことの方が勝ると思います。そっちも使っている実感として。

この安上がりな壁面収納はそれほど重量の嵩張らない収納を前提にしています。重量の嵩む棚を作りたい場合は、市販のアジャスターを推奨します。

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作っている過程の動画

設置範囲は天井高2130mmの幅1850mmです。
一応動画にもしてみましたので、よかったらぜひ。

おおよそのかかった金額も動画上で書いています。下半分は別の棚があって隠れるので、実質見えてる部分は設置範囲の半分なんですけれども。

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使っている主な材料

木材
  • 杉胴縁
  • 針葉樹合板
  • 補助的に1×4材と2×4材をちょっとだけ
塗料
  • ワトコオイル
  • オールドウッドワックス
その他
  • タイトボンド
  • スリムビス
  • 耐荷重15kgのフック
  • アジャスターボルト
  • 保護クッション
  • シンプソン金具

杉の胴縁を使った柱

動画内ではここはあまり詳しく説明していませんが、胴縁一本ではどう考えても危なすぎるので、2本接着して2×4くらいの太さにしています。

長い材料を接着するには

接着する時はクランプがいくつか必要になってくるんですが、狭い部屋でクランプをいくつも用意するのは置き場所にも困るし、金銭的にもちょっとなー・・ということで、100均でも買える窓用ロックを使っています。

YouTubeで拝見してめっちゃ参考にさせていただきました。

参考 小さな板を大きな板にする! 窓ロックの板はぎジグ 【DIY】いもはぎ&ダボはぎ

杉の胴縁はできるだけフシの少ない部分を使うようにしました。カットする時にフシは避けてサイズを決めていくような感じで。

接着したあとは、ヤスリがけして表面をならしていく必要があるので、乾燥後に削りやすいタイトボンドを使っています。

このボンド、DIYやってる人には言わずと知れたボンドですが、本当に強力に接着してくれるので安心して使えます。日本のボンドと比べるとちょっと高いのが辛いですが、ここぞというときに、ね。

材料を繋いで天井までの長さを作る

1本の長い材料を運び入れるのも大変だし、作業場もないので金具で繋ぐ方法にしました。
シンプソン金具は2×4材に合わせたサイズでいろんなタイプがあります。しかも安いのでとてもありがたい。

あとは、後にアジャスターボルトを取り付ける上部の方は1×4材をカットして補助として接着しました。あんまりギリギリのところでビスを使うと材が割れたりするので・・

特に杉材は割れやすい印象なので、あんまり無茶なことはしないようにしとこ的な。

床側の方は安定感出すために、2×4材で調整してます。これらの補助材料は木ダボと木工用ボンドで完全固定しています。

そういったことをしつつ、最終的に用意した材料の合計の長さは、アジャスターボルト分の長さを差し引いた長さです。

針葉樹合板にしたワケ

本当は見た目的にOSBボードとか使いたかったんですけど重いのでやめました。柱にかかる負担を考えると、壁に直付けできない状態でOSBを貼るとか心配なので・・。

だったら見た目にこだわるならベニヤ合板でいいっしょ、と思い浮かぶんですが、ベニヤ板ってある程度厚さを求めると結構高いんですよ。

でも針葉樹合板なら約1800×900mm(厚さ12mm)で1000円くらいで買えますし、見た目よりも軽くて、うまく補強しながらら使えば強度も出せるので、これでいいやって決めました。

安いけど木目が綺麗に出てるのがいいんですよね。木口を見せない作り方でやるなら重宝します。

アジャスターボルトの取り付け

柱のサイズと荷重のことを考えつつ選んだアジャスターボルトと板付ナットです。

板付ナットはなくてもアジャスターを作れますが、セットで使っておくとあまり面倒なことを考えなくて済むので間違いないかと思います。

アジャスターボルトは、しっかり測って中心にボルトと同じかやや大きめの穴を開けます。
穴の深さはボルトと同じくらいで十分ですが、多少深くなっても大丈夫です。

アジャスターボルトを付けた状態で板付ナットも固定すれば、自家製の突っ張り式の柱の出来上がり。

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壁面にパネルを取り付けるやり方

柱に直接板を打ち付けていくやり方もありますが、私は柱の重心をできるだけ真ん中に寄せて安定させたいので、柱の内側から固定していく方法でやっています。

工具を納める壁面収納を作った時と同様の方法です。

ミニテーブルや椅子など。どれも1kgもないものばかりです。

裏で留めている胴縁は端材で済むので、わざわざ金具を買わなくてもいけます。

本当は吊り下げ収納をすると前面方向に力がかかってくるので、有効ボードの時にやっているように柱より内側へ入れ込む形のほうが安定します。荷重がかかる方向を考えるとそうなるかな、と。

ここで使っているのは耐荷重15kgのフックです。ホームセンターだと高いからネットで買ったんですが、これが結構良かったです。

一応付属品にネジとかネジを隠すカバーとかついてくるんですが、付属のネジは作りがあまりよろしくありません。途中で折れたり、ねじ山が噛み合わなくて打ち込み難かったりとかあったので、ビスは自分で用意した物を使うことをお勧めします。フックについては厚みもあってしっかりしてるし、質感も申し分なしのフックでした。

かかった時間

よく使う軽量なキャンプ用品を吊り下げたり飾ったりしています

カットしたり、接着したり、塗装したり・・と下準備みたいなことが地味に時間かかってるので、隙間時間で作業してるといえ完成までに1週間はかかりました。

おそらく、 作業スペースや工具類が揃っていれば・・ ちゃんと寸法を計算して材料を一気に買ってきて、作業の工程をちゃんと考えて行えば3日くらいでできると思います。

設置はなんてことないけど塗装や接着の乾燥時間がね、オイルとか使うとどうしてもそうなってしまうというか。

乾燥時間を思うと全部オールドウッドワックスでやっちまいてえ・・と思ってしまうのですが、ワックス高いのでガンガン使いまくるわけにはいかないというそんな事情もありの中での作業でした。

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