食器棚のスライド丁番を自分で交換しました。

修理

市販の食器棚についているスライド丁番をホームセンターから買ってきて自分で交換しました。こういうのはちょいちょいやっているのですが、スライド丁番の選び方やうまいく取り付け方などをお話します。

こちらは10年くらい前に購入した観音開きの食器棚です。
確か1万円もしなくて、とってもお安くニトリから買ってきて自分で組み立てたものなんですが、当時から丁番の調子に怪しさは感じていたものの、使えないわけもないので気にせずずーっと使ってきました。

でもさすがに扉がきちんと閉まらなくなってしまって、いつも半開きのだらしない状態となってしまった為、丁番を交換すれば直るんじゃないかなということでサイズが合うやつを買ってきて自分で直してしまおうということに。

買い替えもそれなりに面倒ですし。腰痛いですし。

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動画でみたい

丁番の選び方について動画もありますので、長文読むのだるいわーという方は、そちらをご覧ください。

取り付け作業の様子は、別動画で後ほど作成します。

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新しい丁番を買いに行く前にチェックしたいこと

スライド丁番を交換すればいいと分かっていても、お店に行く前にどんなものを買えば良いのかしっかり確認しておきましょう。

スライド丁番は、カップのサイズとかぶせの種類を見て選びます。

カップのサイズ確認

スライド丁番にはカップと呼ばれる丸い部分があります。

丁番を取り付ける扉側にはだいたい1cmくらいの深さで丸く溝が掘られていて、ここにカップがちょうど収まるようになっています。

まずは、このカップの直径を測ってみましょう。この食器棚には26mmのが使われていました。

かぶせの種類を見る

次に確認すべきなのは、「かぶせ」の種類です。
スライド丁番は、以下の3つの種類に分けられます。

「全かぶせ」と「半かぶせ」は扉が側面に対し前に出ている状態です。

扉が丁番を挟んで両隣に並んで設置されている場合は「半かぶせ」、観音開き扉のみの場合は、「全かぶせ」を使っている場合が多いです。

扉が側面に合わせた状態で中に入り込んでいる状態のものは「インセット」が使われています。

今まで私が直してきたものはそんな感じで収まっていました。

(例外もあるかもしれません。珍しいタイプのものは、専門店へ問い合わせください。)

パッとみて扉と側面の状態を見て確認ができますが、取り付けられている丁番を外してみてからも確認ができます。

丁番を折り畳んだ状態にします。
カップが下向きになるように置いた状態で座金と本体からカップ部分がどれくらいはみ出ているかをみます。

目安として

  • 11~14mm → 全かぶせ
  • 1~4mm → 半かぶせ
  • フラットな状態 → インセット
  • といった具合に判断ができます。

    キャッチの有無

    さらに、「キャッチ付き」というものと「キャッチなし」のものがあります。

    動画内(03:57 交換した丁番の違い(キャッチに関する説明))でも説明していますが、キャッチがついていることでローラーキャッチやマグネットキャッチをつけていなくても、ある程度の位置まで扉を閉じていくと勝手に引き寄せられて閉じてくれます。これにより、扉が半開きにならずに済みます。

    ローラーキャッチやマグネットキャッチがついている扉の場合は、キャッチなし。
    ついていないものはキャッチ付きを選んでおきましょう。

    他のサイズは測らなくてもいいのか?

    スライド丁番全体の長さや幅のサイズは、あまり重要ではありません。取り付けられている丁番のメーカーや型番が分かれば、同じものを探すこともできるかもしれませんが、そこらのホームセンターで買ってきてチャチャっと自分でやってしまうなら、まず同じものを準備できるとは思わない方がいいでしょう。

    ネジ穴の位置が違ってしまうので新しく別の場所へ穴を開けることにはなりますが、その方がネジの食いつきも良く、強度的にもちょっと安心なところもあります。

    使うネジについて

    何気にネジの方は気にかけた方が良いと思います。
    丁番に取り付けネジも付属してくることがありますが、何度もネジをつけたり外したりしていると穴が緩んで抜け落ちやすくなることがあります。

    特にパーティクルボードは中の密度が足りないとか、湿度で劣化していたりとか、思い通りにネジが食いつかないことがあります。

    その場合はできるだけネジ山の深いものを選んで使う、もしくはパテやボンドを併用してネジを入れる、という感じで私は対処しています。

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    実際の交換作業と取り付けの際に注意したいこと

    上記の点を確認してからホームセンターへ行って適度なものを選んで買ってきました。

    35mmから大きいものは置いているお店が多いのですが、26mmというのはちょっと専門的なホームセンターでないと取扱いがなくて少し探し回りました。場合によってはネットで取り寄せた方が早いのかも。

    もし壊れた丁番がひとつだけだったとしても、その扉についている丁番は全て交換する方向で考えましょう。扉はくっつきますが、同じ丁番が設置されていないと開き具合や傾きの調整がうまくいきませんし、丁番にかかる負荷が変わってしまうので逆に壊れやすくなるのではないかという心配もあります。

    私は両側どちらも合わせて4個交換しておきました。

    交換の手順

    古いものを取り外す前に、新しい丁番の取り付け位置をしっかり確認しましょう。

    動画ではガラス戸の方を交換していますが、こちらの写真の扉は同じ食器棚の下の段の扉で、スライド丁番は同じものが使われています。

    中心線をつけておく

    いきなり全部のスライド丁番を外さず、写真の場所のネジを緩めて固定している扉を外します。

    側板についている座金の部分をよくみて、中心の線をつけておきます。

    外してからネジ穴の位置でみても同じような気がしますが、座金を固定するネジ穴は縦長になっていて、上下に少しだけ動かせるようになっています。もしここで調整を測っていたりすると、新しいものを取り付けた際にちょうどいい具合の位置を外してしまうことになったりするので、基本的に取り付けた状態のままで中心線を見た方がうまくいきます。

    できれば扉側の方も中心線を入れて、側板の方と合わせて同じ長さになっているか確認してくと良いでしょう。ここがそろっていないとはめ込むのに苦労します。

    下穴の位置を決める

    側板の方へ下穴の位置をマークします。

    直接測って書きこんでもいいですが、結構大変なので先に自分で台紙を作っておくという手もあります。

    台紙を作る際に丁番の取説にも下穴の位置が書かれていたりするのでそれを見ながら作ってもいいのですが、あまりそちらを過信せず基本的に現物を合わせながら確認しつつ下穴を開けていくのが良いと思います。

    扉側の方が微妙に曲がってしまっていることもあったりもするので、そういう時はどこかで辻褄を合わせる必要が出てくるというか。

    また、台紙を作っても実際に下穴を開けるのは、とりあえず1箇所だけにして、取り付け具合をみてもう1箇所開けて完全固定・・・という具合で行うと何かと失敗を減らせます。

    側板側の穴あけの場所が変わったので、以前のビス穴はパテで埋めておきました。
    (色が合っていないせいかなんか汚いけど、目立つ場所でもないから気にしてはいけない。)

    扉を側板の本体にセットする

    最終的に扉を持ち上げて側板の方へはめ込んでみます。

    外の気温が35度超えているような日にこのような作業を1人でやっていたのですが、まあまあ汗だくになったので、できれば2人体制で行えるのが理想的かと思います。1人で行う場合は体幹をしっかり使って、間違っても扉を落としてしまわないよう集中して行ってください。

    座金の位置が大丈夫そうであれば、全ての位置にビス止めをしっかりして扉も固定します。

    扉の下側が擦れて開きにくくなるのを防ぐためにも、隙間を作るように適度なベニヤ板を挟みながらネジを絞めるようにしました。

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    扉の傾きと前後の調整

    取り付けが完了したら、扉の位置の微調整を行います。

    扉の調整でいじる部分は、側板側の3箇所のネジです。

    1. 扉の前後調整

    固定ネジを少し緩めた状態でここをいじります。ここだけ緩めすぎるとうっかり扉が外れてしまいます。2のかぶせ調節ネジと合わせてバランスをとりながら固定しましょう。

    2. 扉の傾き(かぶせの位置)を調整

    1の前後調節ネジと合わせてバランスをみながら動かします。ある程度の位置までいくと1を少し緩めないと動かせません。右に回すと側板に合わせてフラットになりますが、真ん中の隙間が大きく開きすぎてしまいます。両隣左右の扉のバランスをみながら、いいところで止めておきましょう。

    3. 扉の上下を調整

    座金を止めている固定ネジですが、少し上下に動かして調整ができるようになっています。調整の際は少しだけ緩めて、扉を持ち上げてちょっとだけズラすなどしながら、いい位置を探りましょう。

    キャッチがうまく機能しない時も、調整を頑張ってみましょう。感覚的にやってみるしかありません。いい感じに決まったら、固定ネジをしっかりと締め直しておきましょう。

    調整ができればこれで無事にスライド丁番の交換は完了です。

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    取り付けが終わってみて

    26mmのスライド丁番は1つ300円弱で購入しました。
    この食器棚は扉が4枚合って各扉に2個ずつ使われているので、全て交換するならスライド丁番は全部で8個いるという具合ですね。

    壊れた扉のところだけ2個交換でもよかったんですが、古い丁番はキコキコ音が鳴っていたり、調整がイマイチ聞かなかったりと色々怪しくなっていたのでこの機会に全て交換しておきました。

    見よう見まねでテキトーにやってもなんとか設置はできますが、狭い場所での作業となるので、目分量で決めていくとなんか曲がったりしちゃうんですよ。

    スライド丁番を購入すると寸法図がついています。ちゃんと寸法を確認してから先に下穴の位置を決めておくだけで仕上がりスピードがかなり違いますので、既製品のスライド丁番を交換の際には参考にしてみてください。

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