iPadをデスク周りで使いやすくするために独自のタブレットスタンドをDIYしました。あまり角度をつけていないので、サイズを応用すればキーボードスタンドというかノートパソコンでも使えるような形となっています。
あまりにも単純な形状なので、端材でもいけそうなものですけど今回は材料は新しくそろえました。500円もかかってません。なんちゅう安さ。もしもう少し大きいサイズで作ったとしても、同じような木材なら1000円もかからないですね。
自宅専用のスタンドだし、別にコンパクトに畳めなくてもいいやと、単純な形に決めました。おかけでガタツキもなく大変丈夫で安定した使い心地。
見ると分かると思いますけど、Z状の形状が基本になっていて、浅めの角度と少し急な角度の2段階で使えるようにサイズを合わせています。浅めの角度の方は完全固定。もう少し急な角度の方は折り畳むようにしていて、立てて使う時は浅い角度側の板がストッパーになるようになっています。
好きな角度で作るには
どうせ自作するなら自分が一番使いやすい角度のものを作りたいわけですが、直角三角形の辺の長さが割り出せれば狙った角度のものが作れます。
側面を見た時にできている「直角三角形」の形をイメージできれば、なんとなくでもどういうことかわかるんじゃないでしょうか。この形は一辺と長さと角度がわかっていれば、面倒臭いけど計算はできます。
もし丸鋸を持っていて、綺麗な角度切りができればまた違った考え方ができると思います。でも、今回は手ノコでカットしてます。(自分、持ってないので)カットする寸法をしっかり割り出して、そこそこまっすぐに切ることができればなんとかなるやり方で作っております。
確かあーしてーこうして・・・と、完全に忘れてしまった数学を思い出しつつ、計算式を並べて必要な材料の長さを割り出したわけなんですが、しかしインターネッツというところには、とってもありがたいウェブサイトが存在します。
計算サイトはめちゃめちゃ便利。見つけ次第私は思わずスマホのホーム画面へ登録してしまいました。これからはあやかりたい・・・。
計算で必要な材料のサイズを割り出しつつサクッと作ってしまいましょう。
注意事項
とか、もっともらしいことを言っていますが、じつのところ、本来は15度と30度の角度を狙ったんですけど、実際は想定していた板よりも厚みのある板材しか手に入れられず、13度と27度という微妙な数字になってしまいました。
さらに机と設置する角は丸く削ったのでその分想定よりも角度が浅くなってしまったという。そんなこともあるので、事前にしっかり設計した上で材料はカットしていきましょう。横着するとだいたい失敗するので。
使ってみたらまあそれなりに使えるし、これはこれで慣れてくるもので、そんなに大きな問題ではないんですけどね。どうしても気に入らない時は直します。
作り方
サイズは持っているiPadに合わせて材料を切り出してます。
土台と、iPadが滑り落ちないようにストッパーとなる部分と、あとは必要な角度を出すためのサイズの板があればいけます。
基本的にこれらの材料を接合していけばいいだけなのですが、丁番を使う場合はどこにつけるのがよいのか、溝は掘ったほうがいいのかは事前に決めておきましょう。
組み立ての順番に決まりはないけど、2段階の角度を作るなら内側に丁番をつけることになるから、どこに溝を掘るのかを先に把握しておかないとやりにくいことがおきます。
なのでこの場合、先に長い方からつけていくのがいいのかな。
丁番の溝を掘るならここで掘っておいた方がいいです。短い方はそれから固定。溝を掘らないなら、そんなに気にせずともいいことですけども、溝掘りしないと折りたたんだ時にフラットに収まりません。
他はいつ付けても問題ないです。
裏返した状態でみるとこうなっています。
約15度で使う場合の短い板材は90度で完全固定されていて、長い方はパタパタと折り畳める形状になっています。約30度で使う場合は、短い板材がストッパーとなって90度の位置で止まるようになっています。
かかった材料代
使っている木材は、厚さ13mmの桐の集成材です。写真のサイズで350円くらい。
本当は9ミリの厚さを探してたんですけどやもえず。合板を使うことも考えたけど、あまり重量感あるのも扱いにくいのでやめました。桐なら手に触れた時に柔らかさがあるし、軽くて取り出しやすいのも気に入ってます。
蝶番は、板が薄くビスがあまりきかなくても困るので、ギリギリ収まる小さいサイズのを使っています。2個入りで110円くらい。
塗装は無色のワックスのみです。
完成イメージ
そんなわけで、電動工具なくても簡単に作れるタブレットスタンド(キーボードスタンド)の作り方でした。作り方っていうか、写真見て参考にしてみてくれ・・っていう程度の説明しかできてないんですけども・・。
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