DIYで使っている工具のひとつ、「ライフソークラフト145」についての説明です。
使いどころ | 利便性 | お値段 | 使用頻度 |
---|---|---|---|
切断(切る) | ★★ |
だいたい 1000円 くらい |
状況によりけり |
はみ出た部分を傷をつけずにカットしやすいノコギリです。
ライフソークラフト145について
ライフソークラフト145は、「アサリのない」のこぎりです。
アサリがないノコギリは、平面に刃を押し付けてカットするときに、周りに傷をつけません。
本格的な切断で使うというよりも、ちょっとした場所で使える便利なノコギリです。
刃の目は細かいので、大物をカットするのはできなくもないけどしんどいです。刃はよくしなります。ちょっと慣れるまで戸惑うかもしれませんが、力加減を覚えるとその良さに感動すると思います。
サイズ
メーカーサイト のこぎり ライフソークラフト145
替刃式なので、切れ味が悪くなったら刃は交換できます。プラ製だけど刃の部分がしまえる収納カバーがついているのは有り難いです。
のこぎりのアサリとは。
そもそも「アサリ」とは何なのかというところからになりますが、ノコギリの刃の開きを「アサリ」といいます。
アサリがあると刃が当たる部分は広くなるので、木くずはたくさんでますが、削る部分が大きいほど摩擦は少なく、カットは早くなります。
アサリがついていないと、材料との接触面が広いので抵抗も大きくなります。刃が当たる部分は狭くなるので木くずは少なくなります。
どちらもカットはできますが、「アサリなし」は刃の厚み以上は削り取らないので材料に沿わせて刃を動かしても周りを傷つけにくいという点があります。
カッターやナイフは「切断」という感覚ですが、ノコギリは「切削」でカットすることになります。のこぎりは削りながら切っているんですよね。
また刃の目が細かければ、ヤスリをかけたように切り口がきれいに仕上がりますが、切り進めるスピードは落ちます。
手のこぎりでのカットは、なかなか労力を使う作業なので、厚みのある材料や硬さ、カットする場所によって刃を使い分けるのがキレイな仕上がりにするポイントかと思います。
使い方
ライフソークラフト145は刃が柔らかいので、材料にピッタリと刃を添わせて、しならせながらカットすることで効果を発揮します。
普通のノコギリでこんな風に刃を押し付けてしまうと、刃の側面で材を傷つけてしまうことになるんですが、アサリのないタイプのノコギリだと面ギリギリのところで切り落とせるんですよね。
使い方の動画の動画もあるので、そちらも参考にしてみるとわかりやすいかと。
たとえばダボや埋木をカットする際に。
私は一番使用する頻度が高いのは、ダボ切りでしょうか。
ビスを隠すように埋木をし、はみ出た部分をカットする作業がスムーズに行えます。
こんな感じで、切断したい物の周りを傷つけずにカットできます。見た目を大事にしたい時はやりますが、後に解体することを思えばこの方法はおすすめしませんが・・。
実際に本棚を作るときやラックを作る時に、ビスを隠したい箇所で使っています。
ダボを使う場面はビスを隠すだけでなく、ビスであいた穴を埋めるときもやります。
毎回新しい材料を買うわけにもいかないので、解体後の端材をリユースする時は私の中ではわりと必須ですね・・。
また、ダボ切りに限らず、長めの角材をつけてから余った部分をカットする際も便利です。すのこを使って加工をするときも、アサリがないので下駄部分だけを狙ってキレイにカットができます。
アサリ付きの普通のノコギリでも慣れれば傷つけずにできるようになりますが、そんなに高いものでもないので、持っていても損はしないかと思います。
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