はじめてDIYする前に。そんなものなのね、とサラッと知っておくと無茶しなくてよくなる心掛け。
DIYを始める心構え。
DIYって楽しいんですよ。
何が楽しいかって、こういう家具がほしいとか、このスペースにはこんな物を置きたいとか、それでいてこんな風に便利に使いたいとか、いろんなサイトの画像や書籍の写真を参考に想像を張り巡らせることがまずワクワクします。
作る過程も侮れません。
設計図を考え、材料をそろえ、好みのサイズにカットし、組み立てていく。
頭を使います。汗もかきます。筋肉痛になることもあります。1日で終わるようなものではありません。失敗もします。
塗装もするとなると、組み立て以上にもっと時間を使います。塗っては乾かし、塗っては乾かし、間にやすり掛けをしては・・また塗って・・・(以後数回繰り返し)とやるわけです。
困難はあろうとも試行錯誤します。大変なんです。それでも、そうしてモノを完成させた時の充足した気持ちが味わえるからまた作りたくなるのがDIY。
もちろん向き不向きはありますが、やってみたいと思った時が始めどき。
作りたいその熱を冷ますわけではないんですが、作ってから後悔するその前に知っておいてほしいことがあります。
道具はそろえるのか。
DIYをするとなると、まず道具が必要になります。そろえておけば便利というものは確かにありますが、何が必要かというのは一概に言えず、何を作りたいのかはっきりさせてから、道具の事を考えましょう。
大きさ、耐荷重をどうするのかで使う材料が決まってきますし、材料によって必要な工具の目星がついてきます。また、塗装や組立などの加工する場所によっても、どこまで工具を用意できるか決まってきます。
道具から入るとなんとなく「できる」感じがしますけれども、無きゃなくてもなんとかなる場合もあります。
物によっては安くはないので、使う場所や使う頻度に合わせて道具を買うかどうかを検討を。
ちなみにホームセンターで道具をレンタルしてくれている場合もあるので、最寄りのお店に聞いてみるのも手ですよ。
電動工具はそれなりの騒音がでます。持ち家で車庫があればそこを加工場にできたりしますけれども、賃貸住宅で加工する場合は、特に注意が必要になります。
まずは自分の環境を見回してみて、どういった状況での作業になるのか考えてみましょう。
意外とお金がかかる。
たくさんの出来上がりの写真をみると憧れを抱いてしまいますが、DIYは意外とお金がかかります。
最初は道具もそろっていないので、道具を購入する初期費用みたいなものが必要になりますし、見た目の美しさにこだわるほど材料代が嵩みます。
市販のものを使った方が圧倒的に安上がりな場合が多々ありますので、本当に自分で作った方がいいのか今一度考えてみましょう。
ただし、DIYを長く続けていると材料の余った部分がたまっていくので、余った材料でまた別のものが作れたり、別の作品の材料に活かせることが多いです。長く続けるほどに買い揃えた道具のもとがとれていって、買うよりも安価に作れた!といった状況になることもあります。
このような点から最初にそろえる道具は高くてもいい道具の方がいいような気もしますが、そこはどれくらい作り続けるかによりますし、一時的に少し作ってみたいだけなら、材料を見直し、そんなに高くない道具で間に合わせることも検討してみるのも悪くないのではないかと。
くれぐれも怪我に注意!
使い慣れていない道具を使う場合は、注意が必要です。
つい夢中になって道具をあちこちに置いてしまうと、意図しない事故が起こってしまうこともあります。
作業時に使用している道具は、あちこちに置かないこと。置き場所はある程度まとめて置くようにし、誤って手をついたり、踏んづけてしまうなどの事故が起きないように配慮します。
釘やビスは入れ物へ。電動工具類は、使用時以外はコンセントを抜いておくなど、さりげなく一か所に道具をまとめておくクセをつけておくと安心です。
電動ドリルドライバーを使う時などは、軍手をつけて作業すると軍手を巻き込む恐れがあるので、フィットした手袋を使うか、なるべく素手で作業します。
物作りは楽しいですけど、怪我したら元もこうもありませんからね。作業の時間配分はゆとりをもって進めていきましょう。
難しいことではないけれど。
DIYは決まりはないし、自分で自由にできるところが醍醐味ですけども、財布も時間も技術も無理なく進めていけるとまた次作るのが楽しくなります。
なきゃないなりで材料を工夫する、使う道具を考える、いろんな意味で試行錯誤していく。そういうのもあってよいかと思います。自分のペースが大事ですよね。
よいDIYライフを!
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