だいぶ準備が整ったので、いよいよ幅60×高さ100×奥行270㎝(おおよその数字です)の本棚を組み立てていきたいと思います。
棚ものを組み立てる順番。
組立といっても側板に棚板を突き付けて、裏板を張り付ければいいだけ。
棚板の高さは突き付ける位置を印付けしていれば、そこへ合わせてビスでとめていくだけなので、やり始めるとあっという間に形になっていきます。
まずは棚板をつける順番です。
先に一番上の棚板と一番下の棚板をくっつけてから、間の棚板をつけていきます。
間の棚板は後からつけるほうが安定するからです。片側を先に全部ビス止めしてから、ひっくり返して反対側もつけていきます。カラーボックスの組立も基本はこんな感じですしね。
ビスは1本ずつ最後まで締め上げずに、全てのビスをまだ少し緩い状態で残しておき、棚板を全部取り付けたら最後に締め上げていくようにします。
この時、一人で作業するのは大変なのでできればコーナークランプがあったほうが作業が安定します。
棚板が全部ついたら、あとは裏板をつければいいだけですが、その前に・・・
裏板を付けてからだと大変になるので、先に補強のL字金具を取り付けてしまいます。
金具の穴の分だけネジで留めた方が強力なのですが、かなり狭いところなので金具一つにつき2か所で留めておいても今回の本棚のサイズであれば大丈夫です。
小さい穴で大変なんですが、下穴は少し開けた方がビスの入り方がよくなります。
金具の穴を全部埋めるには、そもそも普通のドリルドライバーでは狭くて入っていかないので、ハンドドリルやオフセットドライバーを使うと絞めやすくなります。電動ドリルドライバーにつけるL型ドリルアダプターを使うのも良いと思われますが、かなり狭い場所になるので手締めした方がいいかなと今のところ思っています・・・
・・・この辺の処理は、どうするのが得策なのかまだ未解決であります。他のみなさんはどうしてるんでしょうか・・
埋め木(うめき)をしてネジを隠す。
この時、棚板はそのまま突き付けて固定してもいいんですけども、そうすると側板にビスの頭が見える形になってしまいます。せっかくなので、木ダボで「埋め木」をしてビスの部分を隠しました。
イメージだと、こんな感じ。木ダボで栓をしちゃうんですね。
ダボの太さに合わせた穴を数ミリあけて、あとはビスを入れる下穴をあけてビスを打ち込んでいき、穴埋めをしました。
詳しいやり方は以下ページにまとめました。
これは完全に見た目の問題です。やってもやらなくても本棚としては普通に使えます。
最後に裏板(背板)を取り付ける。
L字金具を取り付けたら最後に裏板を設置し、釘で棚板がある部分へ打ち付けて固定し、三角棒をボンドでくっつけて完了です。上から見た時にズレていないように確認しながら固定しましょう。
これで全体の形の出来上がりです。塗装をしないならこの状態で十分使うことができます。
仕上げにやすりがけをし、墨付けで書いた鉛筆線は消しゴムできれいに消しておきましょう。
ちゃんと測って墨付けするまでが微妙に時間を取られますけども、組立自体は結構あっという間です。ドリルドライバーでビスを打ち込んでいくと、みるみるうちに形が出来上がっていくので一番楽しい作業ですよね。
組立時に使用したビスと釘について。
棚板を付ける時に使用したビスは「スリムビス」という下穴をあけなくても使えるネジです。それでも板が割れると嫌なので下穴はあけましたけども。
この板の厚さに長さ55mmは長すぎるかもしれませんが・・・
ネットで買うと高い場合もあるので、ホームセンターもチェックしてみてください。
ドリルドライバーにつけるビットはスリムビス用のスリムビットを用意しました。やや長めのビスを打ち込むので、ちゃんと溝がかみ合うものを用意した方が無理なくビスを打ち込めます。
L字金具を取り付ける時に使用したのは、皿タッピングネジです。普段は陰に隠れて目立たないところに使うネジなので素材は好みで選んでいいと思いますけども、金具の穴にハマる太さで棚板から突き出ない長さでネジを選びましょう。今回は間に合わせで全ねじを使いましたけども、できれば溝が全部に入っていない半ねじを使った方がきれいに締め付けられるのではないかと思います。
裏板を留める際に使用した釘は「パネルピン」という通常の釘より少々目立ちにくい釘を使ってみました。もっと目立たせたくない場合は「隠し釘」などを使ってもいいと思います。隠し釘はちょっと高いので、私は普通の釘を使っていますけども・・。
裏側なので、突き出ない大きさの釘ならなんでもいいんですけどね。
本棚づくりのまとめ記事あります
この本棚を作った流れを全てまとめています。本棚はDIYの基本なので、一度しっかり作ってみるといろんなことが勉強になりますよ。
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