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奥行き浅めキッチンカウンターのキャビネット(収納棚)を作りました。

収納棚

キッチンカウンターのところにほぼ1×4材だけで収納棚を作っていたんですが、そのまま材料をリユースしつつ、またしても作り直しをはかりました。
ここの棚はまだやりたいことは多いんですが、ひとまずこの状態でも使えているので一旦記事にしようと思います。

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3度目に作り直した棚の形

こちらが以前作っていた棚。

作ったのは3年前。当時は持っている道具も少なかった上に、カットも下手っぴでありました。なんかね、見栄えもなんとかしたかったんですよ・・。

そして中身の整理も兼ねて、しっかり作り直したカウンター部分がこちらになります。

今度は色もちゃんと塗っているのでだいぶ見た目は変わったかな。

以前までは1×4材が3枚並ぶ奥行き(約270mm)でしたが、今度は1×4材が2枚分の奥行き(約180mm)へ縮小しました。

またカウンターに沿うようにL字型に棚があるように作りました。奥行きが狭まった分、棚の上が気持ち場所広めに使えるように考えてみたというか。

以前の棚板を再利用してます

右側角にはゴミ箱が置いてあります。普段はゴミ箱が目隠しされていますが、空いた空間からポイポイゴミが捨てられるようになっています。
壁付きの台車にゴミ箱を乗せているだけなんですよ。だからゴミ箱自体の出し入れは引き出すだけで、ゴミ出しの際も面倒なことにならないようになっています。

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作り方の過程

普通はこんな作り方しないよなあ・・っていうやり方ではあるんですが、トリマーやルーター、電ノコなどの電動工具がなくてもいける方法で作ってみました。

いつもなら作っている流れを用意しているんですが、今回はひたすら現場合わせで修正していったものなので、設計図みたいなものはありません。そして、ちゃんと道具を持っている人からしたらものすごく面倒で邪道なやり方なのであまり推奨はしないです。

何度も工具を買おうかAmazonを眺めては思いとどまった日々。こんな作り方はやめればよかったと後悔しつつも時間かけただけ一応形にはなりました。

そう、気合と根気強さがあればなんとかなる・・。あとは時間も。

材料はリユース

基本的に同じ材料を使ってリサイズし、組み直します。
棚板は奥行きも変わるし、長さがもうちょっと欲しかったので、新しく1×4材を数本買い足して新しく板継ぎし、作り直しました。

使っていた1×4材の棚はすべて解体し、塗装し直します。
前は組み立てた後に水性ステインで見える場所だけ塗っていただけなので、解体後は悲しい状況になっています。まあそれはいい。

無塗装で使っていると表面が荒れてトゲトゲしくなります・・

ひどいのは無塗装の部分。毛羽立ちがすごくて状態が思わしくなく、やっぱり塗装しないとよくないんですねえ・・。
無塗装で数年放っておくと乾燥してバッサバサになるんですよ。なんでもいいから塗っておくって大事。

再度丁寧にやすって表面を整え、今度はワックスで仕上げておくことにしました。

オールドウッドワックスは室内作業に心強い塗料で助かります・・。

組み直し

あとは、好みの位置に棚板をつけて組み直します。

側板、棚板ともに板継ぎしてしまえば、普通に板で棚作りするのと同じですね。後で背板にベニヤ板を貼りました。

板継ぎに関しては、木ダボなしで接着剤だけの接合でもいけるんですけどね。

経年劣化で剥がれてくることもあって、急にバラバラになってしまうのも悲しいかなと、木ダボも使ってつないでおきました。

面倒でも木ダボでやっておくと、隙間ができても形状は維持できたままでいてくれます。

ここからさらに、棚板の枠内に収まる扉というか窓を作っていきます。

扉づくり

この窓枠づくりがしんどかった。

断面が24×9mmの栂(つが)角材を使ったわけですが、無垢材を選んだために微妙に歪みがあって狂いが出てしまうという辛さ。

栂はフシがなくてきれいな材料なんですが、だまってパイン集成材とかにしておけばよかったと後悔しました。

窓部分は塩ビシートを使用。

扱いはPPシートと近い感じでアクリルカッターを使うときれいにカットできます。

窓枠はこのように表面は斜めカットし、テープで固定しつつボンドでつないでます。しかしこの斜めカットも手作業は非常に難易度が高く、さらに接着もクランプなしで固定するのはこれまた大変で・・。

なお、この枠は一つの窓に対し2つ作っていて、塩ビ板を2つの枠で挟み込む・・という方法で、窓が作られています。

こういう3層構造っていう感じ。

普通に枠だけで挟み込むだけでは、塩ビ板の厚さ分の溝を掘っていないと隙間ができて塩ビ板がズレてしまいます。接着剤を使って完全固定してしまえばいいのですが、塩ビ板を固定してしまうと破損してしまった時に交換がきかなくなるのは嫌だなあと。。

なので、塩ビ板の厚さに合わせて2.5mmのベニヤ合板を細くカットし片面に貼り付けておき、凹凸を作ってズレないように塩ビ板を挟むことにしたのでした。

結果、このような作りの窓ができています。

ここでキレイに溝を彫ることができれば、ベニヤ板を貼ったりする必要はありません。材料代もかなり浮くはずです。

窓の開閉について

丁番はノミで溝を掘ってから内側へ取り付けました。
まだまだ不慣れで今ひとつきれいに取り付けができていないんですが、一応開閉に支障はないのでよしとしておきます・・。

上側に丁番を付けて・・と、最初は考えていたんですが、それだと開けて中身を取り出す時に扉は抑えたままにして中身を取り出すことになり、つまり両手を使うことになります。

しかし下側に丁番をつけると、開けて、物を取り出して、閉める・・までの流れは片手でも行えるようになります。下に丁番だと扉を開けたら開けっ放しにできるんですよ。
扉開閉のイメージ、シュミレーションしてみてください。

マグネットも取り付ける予定ではいたんですが、なぜかきれいに収まる扉が出来上がったのでとりあえず、このまま使っています・・。たぶん、サイズ的にギリギリだったからぴったり収まってるんだと思いますが。

本当は付けたほうがいいんですよ。勝手に扉が開くとよくないので。

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生活に合わせた棚作り

それでは最後にもう一度、全体像を。
形は違いますが、使用用途は昭和の時代に茶の間によくあった「茶箪笥的」な位置づけとなってます。

そもそもなんでこんな棚にしたのかといいますと、うちのキッチンは決して広くないんですよ。流しに一人立っちゃうと、そこでコーヒーやお茶を入れるためにもう一人キッチンに入ると、作業スペースがとれなくて困るんですよね。

なのでカウンター越しにお湯を沸かしつつ、お茶を入れられる場所を用意しました。なんか飲みたくなったらリビング側で完結するようにお茶道具やコーヒーセット系はすべてこちらへ配置しました。(おやつ関係も)

毎日使う湯呑やカップは決まってますし、そんなに多くないんですよね。その代わり、お気に入りのものを置くっていうのがポイントです。

冷たいものを入れるグラス類は、冷蔵庫の近くにあったほうがいいのでキッチン側の食器棚に入ってます。以前は食器類はすべて食器棚に入れてたんですが、導線的に今の形のほうが使い勝手はよくなりました。

扉なしの方の棚は引き出しを作っていこうと思ってて、まだ未完成なのが気がかりですけど、いづれそっちも手を付けたらアップしたいと思います。

あと、配線もすっきりさせていきたいかなあ。

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