余っていた1×4材が卓上本棚にできそうだったのでやってみました。
作った卓上本棚はメタルラックの棚に置いて使ってます。
少ない材料でできる
メタルラックって本棚代わりに使うにはちょっと不便なんですよ。ワイヤーの間隔が広いから微妙に本やファイルを立てるには不安定になるっていうか。でも自分でカスタマイズすれば、その不便さはちゃんと解消されます。むしろカスタマイズしてなんぼ。
好き勝手できるところがメタルラックのいいところなのであります。
本棚といっても「卓上本棚」は、コンパクトなもの。
でも中途半端なブックエンドを使うよりは、ノートやファイルが倒れてこないようにできるんですよ。
しかしそのうち気分が変わっていらなくなる可能性も高く、また解体することも考えられるので、なんとなくこのためにお金かける気にはならず、手元にある端材だけで対処することにしました。
サイズと材料
外寸 約[幅]355×[高]230×[奥行]180mm
材料:
- [1×4材19mm厚](側面)230×89×19mm…6本
- [1×4材19mm厚](底面)320×89×19mm…3本
- [パイン集成材集成材18mm厚](背板)320×45×18mm…1本
- [10cmの金折金具]…2本
使えそうかなと思って集めた材料にベニヤ板が入ってたんですけど、組立の途中でやっぱこれじゃ弱すぎたので、背板になっているところは何かをカットした余りの集成材で組立ててます。たまたま集成材があったから使ってるってだけで、ここは全部揃えて1×4材でもいいですし、なんでもいいです。
カット・組立
各1×4材は木ダボで繋いで幅2倍の板状にしています。側面になる部分はなんとなく角を落としてみました。
ひとつひとつの1×4材は最初から必要なサイズギリギリの大きさでカットせず、1~2cm大きめに用意しておくのがポイント。
やり方は以下のページでやっているのと同様です。
作る板は、側面分2枚と底板分1枚。
しっかり接着できてから、両端を直角で切りそろえるようにすればOK。
あとは、側板と底板を固定してしまいます。
ビスを留めるところは、ツーバイフォー定規でちゃちゃっと印をつければ安心。
最後に何かしらの材料で背板をつけることを忘れずに。
背板は全面覆ったほうが強度は出ますけど、小さいものならちょこっと骨組みを足す感じでとりつけても全く問題なくいけます。
ただ細くても太くても、あると無いとでは変形のしにくさが全く違います。
本が側面にもたれかかった時の荷重が分散されるように背板となる支えはできるだけつけましょう。
ちなみに金具を使っているのは、横着して下穴も開けずにビスを使って板が割れてしまったからです。
こんな細い集成材を使うのがよくないのだと分かってますけど、もし割れてしまったらボンドで割れた部分を直した後で、別の場所にビスを使えばよろし。今回はある材料でなんとかやりきりたかったので、余ってる金具で補強して使うことにしました。
金具は最初から使うつもりはなかったんですけど、使ってもそんなに見た目は悪くないですね。外側につけているのは、本を立てた時に段差ができないようにするためです。
完成後の形
出来上がった卓上本棚はこんな具合です。
見ての通り、1×4材2枚分の奥行き(約180mm)だとA5かB5サイズくらいまでしか対応できません。
しかし一時的にでも手前に別途で1×4材を置いて底板を拡張するとA4サイズでも使えたりします。つまり1×4材3枚でA4がちょうどよくなるってことですね。
最初から1×4材3枚使って作ればいいだけの話なんですけど、余ってた材料の長さが足りなかったので、とりあえずできることをやっとこうかみたいな感じでこうなりました。
1×4材なんて対して高いもんでもないので新しいの買ってきてもいいけど、そうするとまた端材が出ちゃっていつまで経っても端材を消化できなくて置き場所で部屋が狭いままですし・・。
そもそもメタルラック内の配置はちょこちょこ変わっていくので、そういう時は簡単に済ませて作り込まなくてもいいかなーなんて思ってこうなりました。
塗装もしていないのですが、塗装は換気が必要なため、冬場にやるのは辛いのですよ。この先はもっと暖かい季節になったらっていうことで。
・・・とかいいつつ、やるかわからないけど・・・。
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