DIYで使っている工具のひとつ、コーナークランプについての説明です。
使いどころ | 利便性 | お値段 | 使用頻度 |
---|---|---|---|
固定 | ★★ |
だいたい 1000~2000円 くらい |
たまに使う |
棚作りや箱状の物を作る時に便利です。
コーナークランプとは。
名前の通り、コーナーを押さえるクランプです。直角クランプともいわれます。
クランプなのでF型やC型同様、ハンドルを回して締め込んで固定します。形が角で使える形状になっていて、90度で材料を固定できるのが特徴です。
やろうと思えば自作もできる道具なのでどうしても必要っていうことはないですが、一人で作業している時はあるととても便利なものです。
使い方
開口に材料を挟んでハンドルを締めて固定して使います。1個というより最低でも2つはあったほうが使いやすいです。なるべく対にして使ったほうが歪みにくくなるので。欲を言えば4個あれば、かなり効率UPしますね。
接着するときの固定に。
例えば棚板を固定する時や、箱を作る時に使います。
ボンドが乾くまでの支えで使ったり。
穴あけやビスを打つ時の支えに。
棚を作る時に支えたり、組立の時に直角で固定したい時の補助としても使っています。
厳密にいうと正確な90度で固定できるわけではないので、2個しかコーナークランプを持っていないと一工夫が必要なんですが、仮の抑えでそこそこ垂直を保ってくれてるだけで私は満足してます。
人に抑えてもらうよりも圧倒的に安定します。
コーナークランプの種類と選び方
コーナークランプにはいくつか種類があります。開口はもちろん、クランプ自体のサイズ、ハンドルの位置なども見て選びましょう。
大きなものだと小箱を作る時にははめることができず、役に立ちません。
また、正確な直角が作れるかというとそうでもなかったりします。その道具の質の問題かもしれませし、さすがにちゃんとしたプロ仕様だと違うとは思いますけど・・。
ハンドル1本で一度で角を固定できるタイプ
ハンドルが長いから使えるサイズはだいぶ限られてくるかと思いますが、内側から固定するのでとにかく締め付けやすいですね。大型家具の時に使いやすそう。壁付けに棚を設置する時もこういうのがいいかも。
ただし、挟むものは同じ板厚のものでないと使えないのではないかと。
T字のハンドル2本で片面ずつ固定するタイプ
私が使ってるのはこのタイプ。外側から固定して使います。太さの違う材料を固定するのも容易です。ガッチリ固定するには正確性はそこまでない道具ですけど、無いよりはずっといい。すっかり愛用してます。
一応45度の切断時にガイドのようにしても使えます。でもほとんど私は仮固定の際に使う場面が多いですが。
スコヤも兼ね備えて使えるもの
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正確性を求めるならこのタイプが使いやすいのかもしれないなあと、購入を悩んでるものです。
別途でクランプを使って押さえる必要があるんですが、収納時も邪魔にならないし、スコヤとしても使えるし、作るもののサイズを問わずに使えるあたりが良さげ。
4角一気に固定するタイプ
箱作りや額縁づくりをするならこういうのもいいと思います。
しかしこのタイプの扱いって、正確なカットができてないと難しいような気もしてるんですけど、どうなんでしょうか・・。
うまくいかないときは、マスキングテープや養生テープも固定で併用して使うといいのかも。
100均で手に入るもの
ちなみに小箱を作る時は、セリアの木工ガイドもそれなりに便利です。
決められた板厚でしか使えないし、セットするのが少々面倒なんですけど、持ってるクランプでは足りないので、安くてたくさん用意できるっていうのもあってよく使ってます。
セリアの木工ガイドはボンドが完全に乾くまでつけっぱなしで放置はしないで、乾ききる前に仮釘や別のクランプも併用して圧着していく方がきれいに接合できます。
あるとすごく便利
コーナークランプがなくても棚や箱は作れますが、あると圧倒的に一人での作業がはかどります。
細かいことは気にしなくても形にはなるものなんですが、多分いくつか作品を作っていくうちにだんだん精度が欲しくなってくるんじゃないかと。垂直と水平を作りたい。そんな風に感じだすのではないかと思います。
私はコーナークランプを初めて使った時はかなり感動しました。一部でも直角に支えられるだけで、ビスを打ち込むのがなんとラクなことか。しっかりした固定ができていると、ビス打ちの際に隙間はできませんし。棚作りがはかどる便利道具なので、よくDIYする人は持ってて損はないでしょう。
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