端材が溜まってきたので、木箱を作ってシャビーに仕上げた鉢カバーを作ってみました。
木箱の組み立てから、塗装までの流れです。
ポトスなどの観葉植物を植え替える時にひと回り大きいサイズの鉢を買うんですけど、安いプラ素材の鉢が種類も豊富で一番手っ取り早いんですよね。でもプラ素材の鉢をそのまま部屋に置いておくのも味気ないので、せっかく材料もあることだしカバーでも作ってみるかと思い立ちました。
鉢カバー(木箱)の作り方。
鉢カバーといっても作り方に決まりはないです。(多分)
要は中に鉢がすっぽり収まる容器を作ればいいだけのこと。ちょうどいい木箱を作っておけば、それは鉢カバーとなります。
うっかり組立の途中の写真を撮り忘れたので、イラストでイメージを乗載せておきます。
材料は、両サイド分の板と側板と底板をつなぐための角材が4本、底板、前後分の板が用意出来ればOK。
ちゃんと長さを測って全て組み立てられるサイズを準備しますよ。
組立は、
最初に下駄を使って両サイドの板を作っておき、
底板にとりつけます。
底板は側面の厚みを差し引いたサイズで作っています。側面の板で底板を囲むイメージですね。
なので、横から見ると底板は見えなくなる形になっています。
鉢は6号くらいのサイズなのですよ。土は2リットルくらい入るし水も含むので、まあまあ重くなるんですよね。
あんまり軽い作りだと持ち上げた時に底が抜けちゃいそうなので、底板はちょっと厚みのある1×4材を使いました。
最後に残りの板を1枚ずつとりつけていけば完成です。
ところが1×4材を2枚並べると微妙にサイズが足りなくてですね。
しかしここにスキマができようとも、普段は見えないし、強度的にも問題ないじゃろうということで強引に進めました。
これはこれで通気性があってよいだろうという見方もできます。前向き。
接着はほぼ木工用ボンドですが、小鋲やビスで各木材をとめています。釘かビスのどっちがいいってこともなくやっていますが、ビスはアクセントにもなり、保持力もあります。釘を使えばめだたなくできるかな。
側面の板はスノコをバラしたものです。2セット500円とか398円とかで買える、桐でできた軽くて薄いスノコ板です。
角材を使って再び好みの幅で組みなおせば板材のように使えるようになります。更に箱を組み立てるなら、4角に角材を使うことで薄い板同士でも接合しやすくなるというわけですね。
底板部分は一番負荷がかかるので、念のためコーススレッドでガッチリ固定しています。
塗装について。
塗装は、メインの色は白のジェルステインを使いました。
塗装の方法は長くなるので、別の記事にまとめています。
塗装にも決まりがあるわけでもないので、好きなタイプを選んで使うとよいと思いますけども、どれがいいかなんて使い慣れてないとわからないですからね。
とりあえず数ある塗料の中から決める基準は、塗装するものの用途に合わせることです。
何かで使って余っているものを使うのでもいいんですが、ニスを重ね塗りして防水加工して使うのか、濡れてもいいのか、色移りの心配はないかなどなど、その辺を考慮して塗料を決めたいですね。
また、防カビ材などが入っていると木材を長持ちさせてはくれますけども、アレルギー体質であったり、ペットやお子さんが過敏に反応してしまうこともあるようです。その場合は自然塗料を使うなど配慮が必要です。
今回は実用性よりデザイン性重視でいきたかったので、着色のみで仕上げました。
ウレタンニスを塗ると塗膜ができるので、どうしても少し風合いがかわってしまうというのと、着色のみでどこまで耐えられるのか試してみたかったので。
水性WOODジェルステインの表示によると、屋外に置くものでも使えるらしくて、わりと耐久性があるぽいです。
使ってみると無臭だし、塗りやすいしいい塗料だなあと思ったんですけど、アサヒペンのサイトに商品情報がのっていないんですよね。
んー、まだ新しい塗料なのかな?
完成後。
というわけで、鉢カバーとしてセットしてみました。うーん、やっぱり色を付けた方がインテリア感がグッと増して良い感じ。
単色で仕上げるよりもちょっぴり汚した風合いをいれると深みもでますね。
今回はたまたま端材を使ってますけども、適度なサイズの木材を買ってきて作っても作り方は同じです。
前にもスノコで作った木箱があるんですけど、板の厚さや素材は違えど、設計の仕方や組立方は基本同じ。
ちょっとした木箱を作ってみたい方は参考にしてみてください。
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