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セリアのブリキ缶を使ってシブめの小物入れ引き出しを作りました。

箱物

デスクの上に置いてもあんまり邪魔にならないサイズの引き出しの作り方です。引き出しサイズはB5を横置きにしたくらいのモノです。

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こういう形の引き出し

できるだけデスクの上は広く使いたいけど、小物入れをスッキリ収納する場所もほしいよね、ということで自作することにしました。

引き出しにしている箱はセリアで買った蓋付きのブリキ缶です。これに合わせて枠を作っただけなので、500円くらいしかかかってません。

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出来上がりのサイズ

見ての通り、横並びの引き出しです。
この形だと棚に載せて高さ調整するように使ってもいいし、机上台の下に入れて使うこともできます。

【出来上がりサイズ】〈横〉250×〈高さ〉70×〈奥行〉171mmくらい。

ブリキ缶はそのまま引き出しとして活用し、周りの枠部分は厚さ9mmの板材をカットして、木工用ボンドと小鋲(小さな釘。長さ9mm)で固定してます。

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使った材料

使っている材料は以下のとおり。参考までに。


・板材 450×200×9mm…2枚 ※ダイソーで購入


・ブリキレクタングルBOX 約16.3×11.3×5.2㎝ …2個 ※セリアで購入


・サドルバンド…2個 取手に使用。 ※ホームセンターで購入


・鍋頭の小ねじ 4×15(取手を取り付ける際のねじ。ワッシャー、ナット付き) ※ホームセンターで購入

作り方

引き出しの箱は既成品でなく、自分で作ると好きなサイズで作れます。でも正確に作るってそれなりに大変なんですよ。

使う材料は反りのないものがいいですし、何よりもカットも接合もキッチリできないといけない。まっすぐ固定するには直角を図りながら丁寧に組み立てていく必要があるわけです。

しかしそこまで手間かけるのもなんだかなーっていうときは、既成品の箱を使ってしまうのも一考。


セリアで購入したブリキ缶のサイズは、約16.3×11.3×5.2㎝


蓋がついているんですが、今回は蓋は使いません。寄せておいてまた何かの機会に使うということで。

この既成品の箱を目安にどんな条件で使いたいのか考えて枠組みだけ組み立てればいいのであります。

・・・とはいえ、頭ではわかっていても、実際に材料はどれを使えばいいのかが悩ましいんですけどね。

私は材料を決めるときは、お店で勘を働かせていきなり板を買いません。とりあえず手に入る板材のサイズだけチェックしていって、一旦紙にサイズを書き出すんですね。そしてどんなサイズの板材なら間に合うかをよく考えてから買ってます。

残っている端材は活かせるか、ていうのもポイントです。なるべく材料を無駄にしないようにしたいですからね。

もし新しく板材を買う場合は、ある程度調整できるように一回り大きな板材に決めとくのが無難です。

カット


用意した板材の木取りは上記の感じ。


ダイソーの板材は曲がっているものが多いので、本当はこういう引き出しを作るのには向かないと思うんですけど、まあ状態がよければ使えますので。


カットした板材は、図のように組み立てられます。どうでしょ、イメージわくでしょうか。

背板だけは一枚でサイズがとれなかったんですよね。かといってこれだけのためにもう一枚板を買うのもアレなので、2枚組み合わせて貼り付けるように考えました。まあ、見えない場所なのでいいかなと。

35×109の中途半端なサイズの板材は、取っ手をつける際の補助として使います。

塗装

塗装の順番は組み立てた後でも構わないんですが、引き出しの内側も塗っておきたかったので、組み立ての前に行いました。


先に水性オイルステインを塗ってから、


アンティークワックスで保護。
ワックス使うと引き出しの滑りもよくなるし、滑りが悪くなったら再度重ねてワックスを塗ればよいであろうという理由からです。

もちろん上塗りは水性ウレタンニスとかでもいいんですけど・・・仕上がりの質感とかもあるので、好みで決めるといいと思います。

組立

塗料がすっかり乾いたら組立にはいります。
固定はボンドで仮止めしてから釘で打ち付けていく流れです。


先に下の板に側面の板を合わせて固定。実際に引き出しになる箱を置きながら、カットした板材を固定していきます。


上の板を貼り付けて固定し、


背面は最後にくっつけます。

引き出しの箱で支えながら枠を作っていきますが、ボンドで一緒にくっついてしまわないように注意。

中に箱を入れながら固定していくと邪魔になりそうですけど、現物合わせで固定していくほうが失敗しにくいのでこんなふうにやってます。

カットはきっちりできても、既成品の箱も正確なサイズとも限らないですからね。100均の箱なんてだいたい表示通りのサイズじゃないですし。
きっちりやってもうまくいかないこともあるので、固定する前に合わせてみて大丈夫か確認しながらやるといいと思います。

引き出しの取手


引き出しがスムーズに出し入れができることを確認したら、引き出しの取手をとりつけます。


ちゃんとした取手を買ってもいいんですけど、ブリキ缶の雰囲気に合わせて水道管やガス管などを留めるときに使う「サドルバンド」にしてみました。
大きさがちょうどいいのですよ。取手は100均でも買えるんですけどね。サドルバンドはホームセンターでバラ売りしていて、小さいものなら1個25円くらいで買えます。めちゃお得。

幅を広げたいときは、自分でちょっと曲げて形を作ることもできますよ。


取手の位置を決めたらブリキ缶に穴を開けてからネジで留めます。穴あけは手動でもできるんですけど大変だったので金属OKのビットを付けて電動ドリルドライバでやりました。細かい作業なので怪我しないように気をつけないといけません。


ブリキ缶の厚みが薄いので、取手の裏側に板材を入れて一緒にネジ止めして補強しています。これをやっておくとネジがしっかり留まるっていうのもありますし、ブリキ缶にかかる力が分散されて変形しにくくなるのですよ。


ブリキ缶に馴染んだ取手がつきました。

完成後の形

そんなわけで、完成後の写真です。


塗装にワックスを使っているので引き出しはスムーズ。


正面からみたところ。


横からみたところ。


これが後ろ。板2枚を張り合わせているんですけど、そんなに違和感ないと思いませんか。


2つも引き出したところ。これくらいの大きさならボールペンも入りますし、のりや消しゴム、付箋、クリップなどの小物整理にちょうどいい感じ。


そしてこの引き出しは相方さんのデスクの上でこのように鎮座してます。
引き出しの上に乗っているのは以前作った卓上本棚。横には長3封筒がぴったり収まる書類たて。「レタースタンド」っていうんでしょうか。

▼封筒がぴったり収まるレタースタンドの作り方

手紙やハガキをとりあえず立てておくための「木製レタースタンド」の作り方。
長形3号サイズの封筒とハガキがきれいに収まるレタースタンドの作り方。

▼卓上本棚の作り方

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デスクの色味が合ってないのが残念ですけど、なかなか味のある収納スペースが出来上がりました。
どうでしょ、引き出しづくりの参考になったでしょうか。

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