【DIYでよく使う材料】MDFボードについて

材料

DIYでよく使っている材料のひとつ、「MDFボード」について。

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主な特徴

  • 湿度に弱いけど防腐性あり。
  • さらっと滑らかな表面。
  • 柔らかく、加工しやすいけど、そこそこの強度がある。
  • クギやビスを使うと割れやすいので、使う場合は注意が必要。ネジがあまりきかないこともある。
  • 密度が高いので結構重い。
切削
(切る・削る)
のこぎり等の一般的木工切断工具を使用
穴あけ電動ドライバー・卓上ボール盤(木工用のビットを使用), 桐・ピンバイス(ハンドドリル), ホールソー, ジグソー、糸鋸, 座堀カッター
接着木工用ボンド, グルーガン
接合ビス, 釘, ネジ, タッカー, 金具
塗装塗料が染み込みやすいので下地材を使って整えるといいです。しかし塗料を重ねるのはいろいろ大変なので、いっそのことリメイクシート(壁紙)を貼ってしまうという方法もあります。

MDFは水に弱い(湿気に弱い)のが難点ですが、変形しにくく防腐性に優れています。ですが、耐水性のあるMDFも作られてはいるらしいです。

特徴はとにかく表面がなめらかで平らなこと。
無垢材のように乾燥具合で伸縮したり、反るようなことがないので(一回ドバっと濡らしてしまうと膨らむからダメかも)狂いは出にくく、とても加工しやすい木材です。

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MDFボードとは。

MDFボードは木質ボード(ファイバーボード)の一種。MDFはMedium Density Fiberboardの略称で、中質繊維板ともいわれています。

ざっくり説明すると木材の小片や繊維を乾燥させた状態で圧縮し、接着剤を使って固めた木材です。ボール紙みたいな表面をしていてサラッと滑らかでMDFそのものは木目はありません。木目のついているものは表面に薄く削られた板が貼られているか、木目柄のシートなどで加工されたものです。

MDFの材料は卓上サイズの引き出しやゴミ箱など、小さめな家具に使用されているのを見かけますね。システムキッチンの扉や収納家具の扉などの構造材にも使われていたりします。

似ているもの

他にもMDFに似ている物で、LM(軟質繊維板)というピンボードや壁材に使われている物や、HM(硬質繊維板)というLMよりも重く、内装パネルに使われているものがあります。それらのものより更に高温高圧で作られているハードボードや、有孔(穴あき)、塗装などの加工が施された化粧ハードボードなどいろんな種類が木質ボードにはあります。

また、似たような作り方をされているものに「パーティクルボード」がありますが、こちらは繊維を固めるというよりももっと大きな木片(チップ)を高温高圧で成形したものです。
カラーボックスや食器棚など比較的リーズナブルな組み立て式の家具で使われているのをよく見かけますね。

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加工方法

カット

薄いものなら何度も切り込みを入れて頑張ればカッターで切れるかもしれませんが、密度の高いボードなのでベニヤ板よりも刃が入っていかなくて大変です・・。現実的に考えるとノコギリを使う方が早いです。

ダイソーに6mm厚のMDFボードが売っていますが、6mmはノコギリを使わないとカットは厳しいです。(時間をかけてカッターでカットする強者もいますが・・)

通常、板をカットするのは慣れないと曲がりやすいのですが、MDFボードは節や木目がないのでちゃんとケガキをした線を見ながらノコギリの刃を入れていけば、手ノコでもわりとまっすぐカットできます。柔らかいので、ノコギリを動かしやすいんですよね。

なるべく切断線のそばを抑えるようにしないと板が浮いてしまうので、厚みのある板で切断線近くを支えるようにおさえながらカットすると板を上手にカットできますよ。

心配な場合は「ソーガイド」を使ってカットするとよいでしょう。まっすぐな角材を用意して固定し、ソーガイドを角材に合わせて滑らせながらカットができます。

手ノコギリでなく、もしジグソーや丸のこが使えるならば問題ないんですけどね。

100均で売っているような6mmくらいのボードであれば、縦刃と横刃のついた本格ノコギリじゃなくて、片刃の替え刃式のこぎりや工作で使うような簡易的なもので十分使えます。

穴あけ

穴あけは錐やハンドドリルが使えます。電動ドリルも木工用のビットで使えます。

釘やビスを使うのはあまりおすすめしませんが、どうしても使うなら事前に下穴をあけてからでないと板が割れたりします。
その際は下穴はネジよりも細くなるようにあけないと、ネジが全くききません。深さはそのボードの硬さにもよるので、状況に応じてあけすぎないようにするしかありません。

接着・接合

接着は木材で使う木工用ボンドで大丈夫です。

接着面全体にボンドが広がるように塗り、クランプなどを使って圧着することでかなり強力に接着できます。小物制作なら釘やビスを使わなくてもボンドだけでも接合できます。

さすがに大型の家具や床や壁の施工の際はある程度厚みのあるボードを使うと思いますが・・・

その場合は板が割れてしまわないように固定する端面に基準孔(パイロットホール、基準となるあな)を開け、(ネジの直径はボードの厚さの25%を超えないようにします)パーティクルボード専用の留め具やインサートを使うとしっかり固定できます。

ビスを使う場合は、下穴をあけたうえでパーチビスを使うと通常の木ネジよりもいいようです。

▼こんな感じの「パーチビス」で探してみてください。

また、皿の裏部分にヒダの付いた「フレキビス」で繋ぐ場合もあります。

写真はフレキ付きのスリムビス

いづれも普通の木材と違って、ビスが入っていきにくかったり、入ったとしてもくいつきが悪かったりと、ボードの厚さや固定するものによって難しかったりします。平面で留めるならまだしも、木口に打ち込む場合は特に難しいです。

ビスの打ち込み加減によっては、ネジ穴が広がってちゃんと固定できなくなったりします。カットは簡単だけど、接合が思い通りにならないというのがMDFです。

それでもMDFで家具を作りたいならば、ネジどめだけでは強度に心配があります。なるべくボンドも併用して接合するようにしましょう。接着剤をケチらずたっぷり使えば小物ならボンドだけでも相当強力に接着してくれますよ。

さんざん説明しておいて何ですけども、個人的にはMDFで強度を求めるようなものを作るのはおすすめしません。

既製品のような整った大型家具を自作するなら、もっとしっかりしたシナランバーコアなどの合板を使った方がずっといいと思います。

書く・塗る

吸水性がいいので普通に木材に塗装するような感覚では塗料がしみ込んでしまいます。色はつくことはつきますが。ざらついた仕上がりになるというか。

どうしてもしっかり塗装するなら、下地材(サンディングシーラー)やプライマーを塗り、やすりがけを繰り返し、そして塗料を塗り、またやすりをかけ、ニスを塗り、やすりをかけ重ね塗りして・・・と手間をかけると鏡面仕上げが出来上がるようですが、そこまで手間をかけるつもりがない時もあるかと思います。

手っ取り早いのはインテリアシート(リメイクシート)を貼ってしまうことです。

シートはフィルムタイプであれば、そこそこ防水・防汚機能もはたしてくれます。当たり前ですが剥がせるタイプのものは剥がれやすいので、強力タイプの両面テープも併用するとわりときれいに仕上がります。気をつけるべくは・・シートのプリント具合がチープだと残念な仕上がりになるので、シートはいいやつを買った方がいいかなあ。あとは、不自然にならないような模様を選ぶというか。

以上が私がこれまでMDFを扱ってみての知識と感想でした。

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